吹雪の節分

昨日の続きではないが、私も変にこだわったことがある。小学校でゴム飛びが
流行っていた頃、みんな輪ゴムを一箱買って自分用のゴムひもを作っていたの
がどうしてももったいない気がした私は、通学路に落ちている輪ゴムを拾い集
めて「ひも」を作ったことがある。半年くらいかかるかと思っていたが、高校
の通学路でもあったせいか、思ったより早く輪ゴムが集まったことを覚えてい
る。世の中には、これほど輪ゴムが落ちているのだと感心したものだ。しかし、
ずっと下を見ながら歩いていたあの数ヶ月、よくケガをしなかったものだ。

それから、銀行のディーリングルームにいた頃。相場が動かず暇なときは、枝
毛を集め、それで「ススキ野原」などを描いた作品にした。白い紙に枝毛を並
べ、上からセロテープを張り付けるのだ。力作を同僚に見せたら、「すごいと
は思うけど、くれぐれもボーイフレンドには見せないようにな」と忠告された。

その後、証券会社に転職したとき、「大学時代に海で日焼けして足の表側の皮
膚が布のようにむけてしまい、それを大事に宝石箱にとってあるの」と新しく
同僚となった女性に話したら、まだ殆ど話をしたこともない社内の複数の人か
ら、「皮膚を集めるのが趣味なんですって!?」と話しかけられ、絶句したこ
とがある。しかし、このおかげで気難しそうだったイギリス人のスタッフとも
打ちとけることができた。最終的に誤解はとけたと思うのだが・・・。

ちなみに住宅正人さんのちくわ笛の演奏は以下のページで聴くことができます。
http://www.city.okayama.okayama.jp/museum/chikuwa/main.htm
外の吹雪の景色を見ながら聴く「ちくわセンチメンタル」…よかったです。

夕方、街に行ったら晴れていました。雪はここだけだったようで…。恵方巻き
を買ってまた雪の山へと帰りました。

*高野川から妙法の山が…見えない!?
takanogawa

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