マクダル*パイナップルパン王子

東京では来月から公開となる香港のアニメ映画『マクダル*パイナップルパン王子』
のサンプル版を見せてもらった。可愛くて笑えるけど、シュールで深くて、切ない。
今まで見たことのない不思議な哲学的世界だった。

先週末に夫と子供と『チャーリーとチョコレート工場』をDVDで再度見たときにも思
ったが、社会がどんな風に変わっても、子供にとって家庭という居場所が最終的に
いかに大切であるか、痛感した。そしてそれは、その子供が大人になってもずっと
ついて回るのだ。

マクダルを見ているうちに、幼い頃の自分がふっと蘇ってきた。裕福じゃなかった
けど、満たされていた。将来の保証はなにもなかったけど、周りからみたら大変そ
うだったかも知れないけど、家族三人で楽しかった。周りには、もっと貧しい人た
ちもたくさんいたし、大半の人は懸命に生きていた。

あの頃、一生懸命働いていた大人たちが、年老いた今、その努力に報いられた生活
をしていることが私の人生観を支えているのだが、「努力が報われる」社会は今後
も続いていくのだろうか?

マクダルの貧乏ゆすりを見て爆笑しながら、こんなことを考えた雨の日曜日でした。

*昨日、近くの街からの帰り道。私たちの家はあの雪山の向こう側。トンネルのお
陰で、車で20分走れば到着します。
hiram
[マクダルのオフィシャルサイト:可愛いよ!]
http://www.mcdull.jp/

“マクダル*パイナップルパン王子” への1件の返信

ピノッコ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です