洗濯物を干そうと窓を開けたら、いもの苗をくれた近所のおじいさんの
家の屋根の補修が始まっていた。おおっ、いよいよか。
この集落に唯一残る茅葺屋根の家なのだが、もうかなり屋根が傷んでお
り、雨漏りしないのかなぁと気になっていたのだ。
屋根のあちこちは雑草で緑色になって、夏になるとりっぱなユリの花ま
で咲いていたけれど、それも今年からは見られない。
うちは茅葺屋根の上にトタンを被せてあるのだが、そのため冬に暖房を
入れても、暖気が天井から抜けていくので、この冬が来る前に天井をな
んとかすることが課題となっている。
つくづく家にも、愛情とメンテナンスが必要だ。それにしても、近所の
おじいさんや、年配の屋根職人さんたちがいなくなった頃には、この茅
葺屋根はどうなるのだろう?
雑草までは許しましょう。立派なユリの花って…自然過ぎる(笑)。
老朽化のため仕方ない部分もありますが、田舎の風景が少しずつ
減っていくのは寂しいですね。
天井補修ですか。そりゃ今のうちからしとかないと。
でも夏は反面涼しかったりしないんですか?
夏の暑さをしのいでから…とか言うてると
すぐ冬になってしまいますね…。じっくり考えてくださいね。
昔は屋根の材料を女性陣が近くの山に採りに行っていたと、近所のおばあちゃんが話してくれましたけど、今はもうそんなこと無理ですしね。
材料も職人さんも、減っているんでしょうね。
夏は窓さえ開ければ、なんとかしのげるのですが、冬はねぇ・・・。
夫は天井裏にワラを敷き詰めようか・・・などと言っていますが、さて。