里帰り

本当は、きょうから保育園再開なのだが、お盆が明けて夫もやっと休み
がとれたので、遅ればせの帰省となった。台風の影響も受けず、渋滞も
なく、スムーズなドライブだった(運転したのは夫だけど)。

夕方、お土産をもって久々に親戚の家を訪ねた。小さい頃、私はその隣
に住んでいたのだが、その家はすでに取り壊されて駐車場となっていた。
他の景色はほぼ変わっていないのに、私たちが暮らした家だけがない。
裏山もそのままなのに、あの家を取り囲んでいた木々や草花すら残って
いない。

帰りに、その次に暮らした借家の前を通ってみたが、なんとその家も取
り壊され、新しい建物に変わっていた。近くの同級生の家もなくなって
いたし、懐かしいたこ焼き屋のおばちゃんの姿もなくなっていた。

流れた年月を考えれば、不思議ではないのだが、やはり寂しい。でも、
目の前からなくなってしまっても、あの頃の情景は心の中にいつまでも
残っている。胸の奥から溢れ出るほど。

風光明媚でもなければ、柄もよくない町だけど、この場所が確かに私を
育んでくれたのだと、感謝をしながら家路についた。

*裏山。大雨のときは、いつも不安だったなぁ。
ryotani5hana6

“里帰り” への2件の返信

  1. 5年・10年で町の風景も変わる所は変わっちゃいますよね。
    我が家は,新興住宅地なので それこそ一日・一月・一年でどんどん山が削られ、田畑が埋められ、家やアパート・マンションが建てられていきます。
    形あるものは、いずれなくなるけれど、いい思い出・気持ち・記憶は永遠なので 
    大切にしたいものですね。
       * 「ときのこころ」のコメント、アップされていませんでしたか? 
         エラ~してしまったのか・・・。

  2. そう、永遠のものなんて、ないんですものね~。
    だからこそ、余計いとおしくなるんですよね~。
    それにしても、コメントまで消えてしまうとは・・・。
    以前にも何度か同じことが起きているんです。
    残念!

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