新聞購読

かつて仕事柄、読んでいた某経済紙を今も購読しているのだが、
この山の中まで新聞配達はされないために、どこの新聞であれ、
ここでは郵送となる。しかも送料は購読者が負担するので、う
ちの場合は毎月6000円もの購読料を払っている。

新聞を音読するのが私の楽しみのひとつでもあるし、今の仕事
の上でも新聞の情報は欠かせないと思って、高い値段や遅い配
達時間にも我慢して、これまで購読してきたのだが、最近はど
うも面白い記事がない。読みたい!と思うものが少ないだけで
なく、この新聞に限らず、新聞やテレビといったメディアの報
道に胡散臭さを感じることが増えてきた。

昨年の流行語大賞の候補になった「アサヒる」じゃないけれど、
捏造とまではいかなくても偏向報道や、敢えて触れずに報道し
ないことも、世の中にはたくさんあるのだろう。

先日も、この経済紙で、「沖縄で高校教科書の『集団自決』の
記述をめぐって十一万人を超える抗議集会が開かれたのも記憶
に新しい」と書いてあった。政治・社会面ではなく、夕刊のこ
ころのページだ。この件については、昨年、朝日と産経の間で
大論争があり、11万人という数字に疑問符がついたのは周知の
事実。なのに、それをなんの説明もなく「十一万人を超える」
とまで言ってのけるとは、読者をバカにしているのかしらん?
これでは、本来、主張されるべき意見や事実も、信用できなく
なってしまう。

本当なら、いっそすべての全国紙を購読して比較してみたいと
ころだが、そんな余裕もないし、結局、新聞は一切、購読しな
いことにしようかな、と思い始めている。6000円払って、嘘つ
かれたら、たまらないから。

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