春分の日

まさに春! 雲ひとつない青い空!
こういう朝は、気持ちよく掃除・洗濯に励める。

パソコンを開くと、パリに赴任したばかりの友人からメールが
きていた。10年以上前にパリで知り合った彼女が、今回は三人
の子供さんと一緒に計五人でのお引越し。前回のパリ生活とは
勝手が違うだろうが、そこはやはりパリだもの。魔法の時間を
楽しんでほしい! もう長いこと会っていないし、お互い遠く
離れているのに、そんなギャップを感じることなくメールをや
りとりできるのが嬉しい。何年先のことになるかわからないけ
ど、いつか再会を果たして、ゆっくり喋りたいなあ。

と思っている間に、友達を迎えに行って、一緒にランチ。
食後はお土産にいただいたチーズケーキを食べながら、喋る、
喋る。ビデオを見ている子供にときどき「うるさい」と怒られ
ながら、喋る、喋る。

午後遅くに、友達と一緒に老人ホームのイーデスさんと、その
近所の友人宅を訪ね、また喋る。帰宅後、夕食とお風呂をすま
せ一息ついたら、懐かしい友達から電話があって、またまた喋
る、喋る。気がついたら、喉がかれていた。

気持ちいい天気と、おいしい食べ物と、すばらしい友人たちの
お陰で、なんと楽しい一日だったことでしょうか。
時を越えて、海を越えて、年齢や国籍も超えて、私たちは結ば
れているのだなあ。

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命の輝き

昨晩の結婚パーティからの帰り、この辺りの気温は-3℃と
なっていた。まだまだ寒い!

きょうは昼前から、子供にせがまれ、街のショッピングセン
ターまでウルトラマン・ショウを見に行った。
命の大切さを訴える、妙に熱いショウだった。あまりにセリ
フが臭くて、聞いているだけで恥ずかしい。と思っていたの
に、最後にちょっと胸が熱くなったのはなぜ?

「命の輝き」という言葉を何度も聞いた。

お彼岸のお勤めを終えて、普段より少し早く帰宅した夫から、
地震のニュースを聞いた。地震も感じなかったし、テレビも
見ていなかったので、驚いた。

地球も生きている。
私たちも心して、日々、命を輝かせなければ!

ultra

春の門出

昨日は一日雨だったのに、今朝はうっすらと雪!
だが、空は晴れ渡り、雪はあっという間に消えていた。
きょうは友人の結婚式。すばらしい青空だ!

夕方から、鴨川沿いのカフェでお祝いのパーティに
参加した。若くて、お似合いのふたり! 式もパーティ
も、全部ふたりの手作りという感じだ。

ケーキはふたりが普段通っているお風呂屋さんからの
プレゼント。息子さんがケーキ屋さんなのだという。
ふたりの日ごろの生活、人柄が感じられて、ほほえまし
い。

結婚式とか披露宴といったものに、まったく興味がなく、
こういったことはなんにもしなかった私たちだが、人様
の結婚となると、妙に感動する。いや、感動しすぎる質
なので、敢えて自分たちではやらなかったのか。

新婦は体が細すぎて、サイズの合うウェディングドレス
を探すのに苦労したと聞き、これも私が式をやらなかっ
た理由かも、と納得。私の場合は、体が太すぎて…なん
だけど。

若くて、美しい新婦に乾杯! 

wp

なにが違うのか。

おとといに続いて、一日体験パスタ教室に行こうと思った
のに、人数が少なくてキャンセル。
まじめに仕事をしろということだな、と思い直し、パソコ
ンに一日向かった。

とはいえ、ときどき考え事。このところ、長年つきあいの
ある年上の知人のことを考えている。彼女は不幸な生い立
ちや不遇を乗り越え、すばらしいキャリアを築いたが、ど
ういうわけか、やっとのことで手に入れた地位を追われ、
再び一から出直し、今はできるかぎりの物欲も捨て、新た
な人生を歩もうとしている。
その努力、ひたむきさ、真剣さ、強さ…どれをとっても、
私には真似できないもので、彼女は常に私の尊敬の対象だ。

ところが、彼女はいまだに、これでもか、これでもかとい
うくらい辛い目に遭ったりする。周りの人間に傷つけられ
る。それがどうしてなのか、私にはわからない。

人間的に彼女よりかなり劣っている私は、つらい思いや、
ひどく傷つけられた体験はしていないというのに。少なく
とも、最近、そんなことはない。

いったいなにが違うんだろう?
世の中にはわからないことが、たくさんある。

nism

雨の音

久々に雨の音がする。
ああ、雪じゃないんだ…と春を感じる。
根雪が融けたあとに、ふきのとうが顔を出している。

きょうは久しぶりにイーデスさんと会い、彼女がご主人
と毎週のように通っていたという京都のレストランで
ランチをした。実は、私も新婚当時、夫とランチをした
思い出の店だ。

昔のこと、昨日あったこと、そして文学や詩の話など、
たくさんの話を聞いた。詩人であり、長年、大学で文学
を教えていた彼女に、こうやって話を聞ける私はラッキ
ーだ。

彼女の指定席となっている窓際のテーブルで、疎水の桜
並木を眺め、花が咲いたらさぞかしきれいだろうと想像
しながらも、おいしそうなデザートを写真に収めてしま
った「花より団子」の私。もちろん、食べてもおいしか
った!

帰り道もまだ雨は止まず、山々から霧が立ち上る景色は
まるで水墨画のようでした。

リボーン

一日体験パン教室

ホームベーカリーの食パンを食べている私だが、
機械ではなく、手でこねたパンの味はどの程度
違うのだろうかと、チラシで見た体験パン教室に
参加した。

集まったのは私を含め、六人。中華料理屋をやっ
ているというおっちゃんが唯一の男性で最初から
いろいろ口出しして、雰囲気をかき乱したり、和
やかにしたり。
先生が「全卵を…」というと、「えっ、裸になる
の~?」「“ん”まで聞いてくださいね~」。
出た、おやじギャグ~!

でも、さすが中華屋さんだけあって、パンをこね
るのは上手かった。

不器用な私も、独学でパン作りに励んでいるとい
う女性と組んだお陰で、いいパン生地ができまし
た。う~ん、もしかして、私も家でパンを焼ける
かな? 

*アーモンド・ブレストを作りました。

pan

高慢と偏見

昨晩のNHKの『英語でしゃべらナイト』にコリン・ファースが出た。
眠くてたまらなかったので、ビデオ録画して、きょうどきどきしながら
インタビューの模様を見た。彼が話すのを聞くだけで、うっとり!
(たとえ意味はわからなくとも!)

大学時代に『アナザー・カントリー』を見て以来、私は彼の大ファンな
のだ。彼の主演したマイナーな映画もビデオも、必死で探して見たもの
だ。(ときめきアムステルダム、ひと月の夏、アパートメント・ゼロ、
恋の掟)

その彼が日本でもよく知られるようになったのは、やはり『ブリジット・
ジョーンズの日記』のマーク・ダーシー役なのだろうか?(今回の来日
もこれの続編映画のプロモーションのためらしい。たぶん初来日のはず。)

が、なぜ彼の役名がダーシーかといえば、それはイギリスで高視聴率
をとったテレビドラマ『高慢と偏見』のMr.ダーシー役を彼が演じた
から。このドラマはNHKでも放送され、これを録画したいがために、私
は正月からビデオデッキを買い換えた。

私がジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を読んだのは、大学生
のとき。英文学を専攻する友人に薦められて読んだ数少ない英文学作
品だが、これにははまった。私たちが読んだのは、新潮文庫の『自負
と偏見』の方。これを読んだあと、私たちはひとしきりMr.ダーシーを
演じさせるとしたら、誰だろうと話し合ったものだ。当時の私は、ス
パンダー・バレエのトニー・ハドリーを憧れのMr.ダーシーと重ね合わ
せていた。

後年、憧れのコリン・ファースが憧れのMr.ダーシーを演じていると知っ
た私が卒倒しそうになったのは言うまでもない。不覚だった、そうか~、
そりゃコリン・ファースだよな~と、見る前から妙に納得した。

実際に作品を見ると、あのアナカン時代の繊細なコリンが年相応に
恰幅もよく老けていたのが少しショックではあったが、相変わらず
の高貴な雰囲気に確かな演技力、そしてなによりもあの声はまった
く変わっていなかった。ああ~、あの声を聞けるだけで幸せ~。

インタビューを受けるコリンを見たのは、きょうが初めてだったが、
イギリス人らしいシニカルなユーモア・センスといい、すべては想
像通りだった。声って、大事だよね。

*きょうはずっと曇り空だったので、昨日の写真をMr.ダーシーのために!

uraya

年なのか・・・

今朝も凍りついてます。
息子は水溜りの氷をすべて壊そうと、校庭中を駆け回りました。

近年、昔懐かしい人との交流復活が続くのは、私が年をとった
ということでしょうか。
昨日も、10年以上音信不通となっていた昔の同僚からメールが
届きました。

その前に、仕事でお世話になっている方から、彼女に会って、
私の名前を出したら懐かしがっていたので、アドレスを知らせ
ていい?というメールがきていたのです。
去年も、この方の本を送ってくれたのが昔の同僚だと判明し、
メールでの交流が復活しました。
といっても、東京の人たちはかなり忙しそうで、そんなに頻繁
なやりとりはできませんが。

田舎に引っ込み、家の中でパソコンに向かって仕事をする生活
のせいか、それとも自分の性格のせいか、新しい友人はなかな
かできませんが、昔の同僚や大学の同級生など、古い友人たち
との交流復活は嬉しいものです。そう思うと、年をとるのも悪
くない。
とはいえ、田舎での仕事生活も、遠方の旧友たちとの交流もネ
ットあってこそ、でしょうか。

氷はあっという間に融けて、春ももうそこまでと感じます。

水溜り

三日続けて

同じ場所の写真を撮ってみました。
今朝はうっすら雪が積もって、つららもできてます。

昨日、街の本屋さんで11日に宝島社から出たばかりの
「心地いい暮らし」を買った。昨日、来てくださった
建築家、森田さんの奥様、久美さんの「料理教室森田」
が掲載されているから。
おいしそうなレシピが紹介してあります。
料理下手でセンスのない私にとっては、あこがれです。

それにしても…一ヶ月ぶりに街のショッピングセンタ
ーに行ったら、お店が入れ替わっていて、びっくり。
世の中の動きは速い! でも、同じようなお店ばかり
になっているような気もして、ちょっと寂しいです。

昨晩は、待望のレイザーラモンを見たよ!

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五右衛門風呂の行く末

ここに引っ越してきたときから、ときたま水が漏れていた
五右衛門風呂が、とうとう外からパテを塗ってもどうにも
ならない状況になっていた。夫が応急処置として、排水口
をふさぎ、なんとか毎日使っている。

そこで、きょうは建築家の森田さんと、大工さんと、左官
さんがわざわざ様子を見に来てくださった。街は晴れてい
たのに、ここは雪がちらついていると驚きながら、お風呂
チェックのあと、しばし歓談。やはり、この五右衛門風呂
はもう寿命がきているらしい。

工事は暖かくなってからということで、どういうお風呂に
作り直すかを、それまでに考えなければ。夫にとって風呂
焚きは毎日の憩いの時間らしく、現代風のスイッチひとつ
の風呂にはしたくないらしい。そうか~、そんなに憩って
いたのか~。夫なりに風呂焚き道を極めているのだろう。

長く空家となり、放っておかれた五右衛門風呂も、わずか
二年とはいえ、最後に私たち家族のために実力を発揮して、
その務めを終えようとしている。あともう少し、仲良くお
付き合いしていきたい。

ところで、きょうはお昼すぎに街中まで買い物に行き、息
子のリクエストでお気に入りの中華屋さんでごはんを食べ
た。ランチタイムは初めてだったが、お得なセットがいく
つもあって、大満足。見た目も実際もとてもおいしかった
のに、写真に収められなくて残念。

*晴れた街から帰ってきたら、窓の外はこんな景色でした。

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