でぶっちょは損

母が亡くなった後の銀行や役所関係の手続きを、来週月曜にする予定でいる。実家の隣市の病院に頼んでいた書類は、近所に暮らす友人が取りに行ってくれたのだが、きょう実家近くまで出る用事があるので、書類を置いていこうと思うと連絡がきた。ただ重要な書類なので、実家1階の事務所を借りてくださっている事業所の奥さんに手渡ししたいのだが、携帯に連絡しても応答がないとのこと。

両親が自宅に暮らしていた頃、当時、立ち上げたばかりの福祉関係の事業所さんがかつて両親が仕事をしていた事務所を使ってくださるようになり、高齢の両親をいつも気遣っていただいた。今も、普段は空家状態の自宅の郵便物を保管してもらったり、ときたま自宅の窓を開けて風を通してもらったり、いつもお世話になっている。

帰省の際にちょくちょくお話しているうちに、社長さんご夫婦は私や隣市の友人とほぼ同い年と判明。去年の夏は飲み会をしたり、先日の母の通夜でもいろいろお喋りしたり、気安くお付き合いしてもらっている。隣市の友人と同じく、このご夫婦も本当に世話好きで、親切で、いい方なのだ。

さて、それからしばらくして、再び友人から電話があった。実家に行く前にデパートに向かいながら、もう一度、事業所の奥さんに電話したら繋がったので、用件を喋っていたら「後ろを見て!」と言われ、振り返ると、そこに奥さんがいらしたのだと! ビックリして、そこで書類を手渡したそうだ。

「さすが日ごろの行いがいいからじゃない?」と言うと、奥さんは「お母さんのお導き」とおっしゃったそうだ。

ところで、ローカル局のニュースを見ていたら、妙齢の女性アナウンサーのブラウスに見覚えがある。私が先日ユニクロで買ったのと同じものだ。ただし、スリムな彼女と太っちょの私ではまったく違って見える。う~、デブって悲しい。かつての母も、私も、隣市の友人も、事業所の奥さんも、みんな同じ体型なんだけどね~。

*びわこ
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