推理ごっこ

きょうが息子の練習の最終日。いつも練習は予定より遅く、それでもお昼くらいに終わっていたが、きょうは練習後も、母親同士で準備の最終打ち合わせをして、長引いてしまった。

前回から子供たちは、私服ではなく、衣装を身につけて練習に臨むことになっていた。そこで息子は、今朝、家で衣装に着替えてから、練習場に向かったのだが、練習が終わって、私服に着替えようとしたら、なんと、着替えがない! 私が出かけるときに焦っていたらしく、息子の着替えが入ったエコバッグと間違えて、空っぽのエコバッグを車に積んでいたようだ。もう息子はカンカン! いつも練習後、母親たちの井戸端会議が終わるまで、子供たちはお寺の中で鬼ごっこやかくれんぼをして走り回るのが習慣になっていたからだ。みんな洋服に着替えているのに、自分だけ白衣に足袋姿・・・と、息子はしばらくふくれていた。

が、無視して井戸端会議をしていたら、いつのまにか白衣のまま、息子は猛スピードで駆け回っているではないか。機嫌を直したのはいいけれど、新しい白衣を破ったりしないだろうか・・・とひやひや。万一、破られても、私に責任があるから文句は言えないし・・・。

そんなわけで、母親同士の打ち合わせがすべて終了したのはお昼をだいぶ回ってから。皆さん方とメルアドを交換して帰路につき、遅い昼ご飯を食べたら、どっと疲れて母子ともに爆睡! 結局、会議には出られなかった。(とほほ)

その代わりといってはなんだが、きょうはネットで住民運動に関連する情報をいろいろと調べてみた。すると、この問題の背景にある事情や人物相関図など、少しずついろんなものが見えてくるではないか。推測にすぎない部分もあるけれど、疑惑の構図が浮かび上がってきたような。信頼できる住民仲間と情報や意見をやりとりして、推理を積み上げてる最中。これはこれで、なかなか面白い。

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連休だけど・・・

きょうも明日も、夫はお彼岸のお仕事。息子は二日続けて行事の練習。私もその付き添いが終わったら、連日、夫の代わりに住民運動の会議に出席の予定。

きょうの会議では、今朝方、またも不審事件があったことを知り、愕然。住民運動が広がるにつれて、本当に治安が悪化しているようだ。しかも運動に積極的に関わっている方々に被害が集中しているような気配も・・・。

今夜はちょっと疲れてしまい、みんなでパスタを食べに行って、気分転換。ふぅ、いろいろ気が重い。

*清水寺にて。
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台風で休校

きょうは台風で学校は休校。子供とふたり、おとなしく過ごしていたが、台風が過ぎ去ったあとは天気もよくなり、子供は友人宅に遊びに行った。台風がおさまったら、遊ぼうと昨日から約束していたみたいだ。

なんせきょうは、塾もなくて、ゆっくり遊べる日。学校が休みの上に、天気までよくなったら、もうじっとしていられなくなったみたいだ。

台風の被害を受けた地域もあるというのに、のんきなものだ・・・。

*びわこの葦で作ったオブジェ!?
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カヌー体験

きょう息子はお弁当を持って登校し、カヌー体験をして帰って来た。プールで泳ぐのは好きだけど、湖や海に入るのは怖くてたまらない息子は、今朝は嫌々出かけて行ったのに、やってみるとカヌーはメチャクチャ楽しかったらしい。仲良しの友達がカヌーをやっていることもあって、自分もまたやってみたいと意欲満々。

しかし休む間もなく、息子は再びお弁当を持って塾へ向かった。帰宅はかなり遅い。きょうはきっと体力を使い果たして、ヘトヘトになって帰って来るだろうと心配していたら、意外にも上機嫌ではないか。「いったいどういうこと?」と思ったら、夏期講習の優秀賞として賞状とメダルをもらったのだと。

いやぁ、単純というかなんというか。でも、頑張ったことを評価してもらえて、よかったね。やればやった分だけ、結果がついてくる・・・と実感できるのは、幸せなことだ。(そうじゃないことも多いから・・・住民運動もまさに)。

*ビラ配りの合間に撮った1枚。
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会議浸け

朝起きると、風も雨もたいしたこともなく、私と息子は行事の練習のため、お寺へ。きょうはちょっとドン引きのハプニングがあったものの、逆に言えば、このおかげで仲間内の連帯感が強まっているような・・・。

その間、夫は自治会の会議に参加していたのだが、お昼過ぎに私たちが帰宅しても夫はまだ留守。予定時刻を大幅に遅れて帰って来たが、焦ってお昼を食べると、今度はふたりで合同会議に参加。結局、夕方まで会議は続いた。

雨は午後から本降りに。台風の被害が大きくならなければいいけれど。

*これは晴れた日に撮影。(練習場)
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「人が死ぬということ」

夏休みの最終日。息子は夜になって、やっと学校の宿題を仕上げた。夏休みの宿題に親はどれくらい関与するべきかわからないが、私は“見るに見かねた”ときだけ、アドバイスや指示を与えている。それをすんなり聞いてくれることは滅多にないけど。

今年は自由研究課題は二つ。これを最後の数日でやろうというのだから・・・。結局、選択肢の中からすぐにできそうな作文と書道を選んだものの、作文にかなり手こずっていた。テーマは昨夏の祖母の死だ。いつもいい加減な作文を書いていたので、今回はちゃんと下書きをして、推敲をしてから、清書をするよう指導したのだが、最後の結びとタイトルをどうするか、悩みに悩んでいた。そして出来上がったのが、「人が死ぬということ」という2000字近い作文だった。

そういえば、この前の土曜日、泊まりの仕事に行っていた夫が、深夜にメールをくれた。正確には日曜の午前1時近く。母が亡くなったのは、去年の今くらいだったねと。そういえばそうだったなぁ~と、線香をたいて、こうやって思い出してくれている夫に感謝した。

実は母の葬儀で、家族の中で泣いたのは夫だけだった。父も私も息子も、不思議と涙は出なかった。夫と母の付き合いは10年ちょっとだったけど、母は一目見たときから夫のことが大好きだった。「自分が産んだわけでもないのに、わが子のように可愛い」と私に言ったことがある。夫は私よりも、ずっと賢くて、頭がいいとも常々言っていた。

考えてみれば、母は幸せ者だった。入院するたびに、優しい夫が(95歳頃までは)毎日、病室まで看病に来てくれたし、葬儀では娘の婿が本気で泣いてくれたのだから。孫はいまだにその死が実感できないようだが、そのことについては、いまだにいろいろ考えているようだ。

とりあえず新学期の準備完了!

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男のプライド

きょうも息子はお寺で行事の練習。みんなセリフはほぼ覚えていて、すでに動きの練習に入っている。二人一組で行動するので、ふたりのテンポが合うように、これから練習しなくてはいけない。先生もこの間から、「今はまだセリフを少々間違えてもいいから、台本は持たずにやってみよう」と、動作の指導に力を入れてくださっている。

小さい子の組から始まって、息子は最後の組なのだが、すでに小さい子も堂々と大きな声で暗記したセリフを言うので感心するやら、可愛いやら。時々、間違えたり、動作がぎこちないのもご愛嬌。10月までには、すべてきちんとなるだろう。そう思って見ているから、息子の相方の子が冒頭のセリフを言い間違えて、とっさに席まで台本を取りに行き、やり直しをしたときも誰も何とも思っていなかった。ところが、彼の様子がどうもおかしい。いつもの朗々とした読み方ではなく、まるで教科書の朗読。その声も徐々にかすれてきて・・・ひっくひっく。なんと、涙をこらえていたのだ。最後にはとうとうこらえきれず、号泣し始め、どうにもならない状態に。しばらくみんなで見守ったが、どうしても涙が止まらないようで、先生が休憩にしようとおっしゃった。

「どうしたんじゃ? 今は間違えてもまったく構わんし、お前は何にも悪いことをしてないのに、どうしてそんなに泣く?」と先生はやさしく彼に声をかけていらした。きっと頑張り屋さんの彼は、間違えた自分が許せなくて、悔しくてたまらなかったのだろうか。その後姿を見ていたら、こちらまでウルウルしてきた。

しかし、しばらく休憩してから始めた二回目の練習でも、彼は涙を抑えられず、まともに練習ができなかった。おそらく1時間近く泣き続けたのではないだろうか。いくら悔し涙だとしても、そこまで泣き続けるというのはすごい。泣きのモードに入って、出られなくなったのだろうか。

実は当初、息子がやるといわれていた大役を務めるのが、この子なのだ。ただでさえ他の子よりも覚えること、練習することがたくさんあって大変な上に、慣例を破ってまで得た役だから(本人はそんなこと知らないだろうけど)、親からのプレッシャーもすごいのだろうか・・・!?と、思わず余計な心配をしてしまう。

それに比べて、わが息子ののんきなこと。心配した先生がみんなに、「大丈夫か?」と声をかけたときも、「はーい、大丈夫でーす。足はしびれてるけど!」なんて答えるし。家での練習は、お寺に行く前の一回だけだし。それも私に言われて、仕方なくやってるだけだし。練習は足がしびれるけど、毎回、お菓子がもらえて、他の男子と遊べて楽しいぜって感じだし。塾の勉強の合間のいい気分転換になっているようだ。最近では、塾の勉強しながら、セリフを鼻歌でうたってるし。

あとで息子に「彼は自分に悔しくて泣いたのかなあ」と話したら、「ああ、あれはプライドでしょ」とあっさり言われた。へぇ、そうなんだ~。8人の男子が集まれば、それぞれにキャラクターがあるのだろうが。期待を背負わされた子供には複雑な思いがあるのかも知れないし、男の子って繊細だというし。と思うと、あの号泣に引きずられることなく淡々と自分のパートをいつも通りにやり終えた息子は、意外と図太いのかも知れない。

あとはおせっかいだけど、家に帰って彼がお母さんに叱られてないことを祈るばかり・・・。

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歯列矯正

11歳の息子は生まれてからまだ虫歯になったことがない。小さい頃から、保育園で習慣づけてもらったせいなのか、小学校になってからも学校で習った通りに、自ら歯磨きをきちんとしてきた。(しかも歯磨き粉は使わない主義らしい。)よくよく聞いてみると、怖がりの息子は「歯の治療は痛そう!」ということで、どうしても避けたいようだ。

私が近所の歯科に定期的に検診と歯のクリーニングに行くのを見て、つい先日、自分も歯のクリーニングをしたいと言って初めて体験してきたばかりだ。その後、学校の歯科検診を受けたら、虫歯はゼロだが不正咬合が認められるため受診するようにとのこと。

そこで夏休みに再び同じ歯科に行き、矯正の専門医との相談予約をして、やっときょう相談に伺った。要は上の前歯がどんどん出っ歯になっているのだが、専門医からは12歳臼歯が生え揃ってから、大人と同じブラケット治療をするよう薦められた。しかも、その際に歯を一本抜くことになるだろうと。

「矯正治療がんばるぞ!」モードだった息子が、それを聞いた途端、ビビりまくり、「え~、歯を抜くってどれくらい痛いの? 麻酔はどれくらい痛いの?」と質問攻め。専門医も、「虫歯じゃない歯を抜くのは申し訳ないけどねぇ」と説明して下さるのだが、あまりのビビり具合に私は思わず苦笑。「歯を抜くのは、あと一年以上も先だと思うよ」と言っても、頭の中は「抜歯」でいっぱいになっていたようだ。

帰り道は、自治会のカンパをしている空き地に立ち寄り、当番の方々やカンパにいらした方々としばし雑談。息子も近所のおっちゃんと喋ったり、4歳の男の子と遊んだり。私もPTA仲間と喋ったりして、長いこと居座ってしまった。住民運動のお陰で、多くの人と知り合い、連帯できて、ありがたく思う。

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幽霊の声ー「来 た の?」

きょうは塾もなかったのに、なかなか宿題が進まず、夜遅くまでぐだぐだしていた息子。私にも小言を言われ、帰宅した夫にも小言を言われ、ちょっと反抗的になり、逆に何もしないで居間に突っ立っているので、思わず私はこう囁いた。

来 た の?

途端に息子は激怒し、地団太を踏み、最後には泣き出してしまった。ありゃー、こりゃ、ほんとに怖がってる!

実は昨日の『す・またん』(読売テレビの朝の人気番組)で稲川淳二さんの怪談LIVEがあって、その後にいくつか心霊映像なるものが放映された。その中のひとつが、廃墟となったアパートの映像。ドアを開けると、誰もいないはずなのに、「来たの?」と女性の声が聞こえるのだ。

私はちょっとしたいたずら心でマネしてみたのだが、息子にとってはシャレにならないくらい怖かったらしく、でもそれを隠すために怒りまくっていたようだ。しかも、夜も遅い時刻で、怖くてひとりで2階に上がれなくなり、私が付き添うはめに。

ま、でもお陰で久しぶりに息子が私たちの部屋で寝ると言い出した。いやぁ、ほんとに怖かったんだなぁ。

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公正な競争

夏期講習が終わったとは言え、きょうも息子はけっこう忙しい。朝は10月の行事の練習に出かけ、お昼ご飯を食べたら必死で宿題をして、夕方からは塾。つまり私も、送迎したり、お弁当を作ったり、そして夕方は住民運動のチラシ配りに出かけたりで、けっこう大変。

それでも、息子はすべてを楽しんでやっているように見える。初めて足を踏み入れた伝統行事(?)の世界も、難なくこなしているようで、親としてはほっとしているのだが、実は初日にちょっとしたことがあった。参加する子供の中で一番大きい子が、慣例としてもうひとつ役目を負うことになっているとかで、今回はうちの子がその役に当たることを事前に聞かされていたのだが、初日の集まりで発表されたのは別の子だった。その場にいた知人らも驚いていたので、どうやら事前に知っていたのは発表者と役を当てられた子だけだったのだろう。

そこは地元の名家とも言えるお宅なので、どうしてもこの役を務めたかったのかも知れない。うちはよそ者だし、この行事も「滅多に経験できることじゃないし、面白そう!」という感覚で参加しているだけなので、悔しいという思いはないが、ちょっと理不尽だなとは思う。

だが逆に、役が当たらなかったことで、息子は当初の予想よりだいぶ楽になり、その意味ではラッキーだった。この夏休みは塾の勉強がけっこう大変で、もし役が当たっていたら、勉強時間はどうするんだろう・・・!?と心配していた私。これで思う存分、勉強できるはずだ(!?)。

あとで、息子にこう言い聞かせた。「世の中には理不尽なことがいろいろあるのよ。お金やコネを使えば、なんとかなることもあるし、その人の生まれで差別されることもあるし。だけど、受験は公平よ。受験料さえ払っていれば、どんな貧乏人でも、どんな生まれの人でも、とにかく合格点をとれば入学資格をもらえるんだから。自分の実力だけで勝負できる、数少ないチャンスよ。」

そのせいかどうかわからないが、最近の息子は調子がよさそうだ。2月から始めた塾の勉強が、ようやく身についてきたのかな。とにかく、楽しそうなのが何よりだ。

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