中学受験塾の担任

6年の夏からは、塾のクラスも受験に向けてコース分けされるらしく、ひとりひとりに担任の先生とお世話係りのお姉さんがついて下さる。息子のお世話係りは、日ごろから事務関係でお世話になっている美人で感じのいいお姉さんだ。(ラッキー!) 担任は夏からのコースでお世話になる予定の先生らしく、実はどんな方かまだよくわからない。とりあえず電話をいただいて、ちょっとお話をした。息子の成績データが手元にあるらしく、初対面(電話だけど)でかなり発破をかけられた。

その前に、お世話係りの方からも電話をいただき、教育相談など遠慮なく申し付けて下さいと言われていた。そこで、算数をどう伸ばせばいいか相談したいが、せっかくなので、先日の模試の結果が出てからお願いしたいと伝えておいた。

そしたらきょう、いつも息子をみてくださっている算数の先生から電話があった。このところ他の3科目に比べ、算数が捗捗しくないことを伝え、本人はどの科目も好きなのだが、最近、算数に苦手意識を持ち始めているのでは?と心配していることを話した。すると先生はいたってのんきな口調で、「いやぁ~、この前の模試の結果、僕はまだ見てないんですが、今の調子で大丈夫でしょう。まだ彼、余裕をもってやってますから」とおっしゃる。いや、担任(予定)の先生によれば、「この時期に余裕をもってちゃいかん! 必死にやれ!」ということだったはずだけど・・・。それで、「そうですか~。でもこの前の模試は、いつもよりさらに算数が悪かったんです・・・」と言うと、先生はその時点で初めて模試の結果を見たらしく、「あ、ほんとだ! かなり悪いですね~。でも大丈夫でしょう。今あるテキストをきちんとこなしていくことです。夏休みはみんな本気出してきますから、そこでついてこれるようにしていたら、大丈夫です」と、まぁ、なんとも楽観的なお話だった。

いつも授業で息子をみてくださっている先生のお話だし、私もついつい楽観的に考えてしまい、結局、「よしよし、これでいいのだ」と確信してしまった。何の根拠もなく。「今、いっぱいいっぱいでやってたら、あとが続かない。今はこれくらいの余裕でいいのだ!」なんて。なので、明日、テストを控えた息子に、「あとは算数だけだ~! これで算数の点数が上がったら、お前は怖いものなしだ~!!! 最強だ~!!!」と妙にハイテンションで煽ってしまったのだが・・・よかったのかしらん!? 無責任な親かも、私。

*「罰ゲームかというような味だよ」と友達からもらった山椒飴。最初はいいんだけど、だんだんと口の中が大変なことに! でも、この山椒飴、高級ざんしょ!
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妄想くん

息子は幼い頃から妄想たくましく、いつも頭の中で物語を考えては、ひとり想像の世界で楽しく過ごしていた。保育園の頃はもっぱらバトル系の物語が脳内にうずまき、ひとりで時々「シュワッ」とか「ブギューン」などと擬音を発しながら、部屋の中を動き回っていた。ノートにつたない文字で物語のようなものも書いていた。(根気が続かず完成しなかったけど)。

小学校入学後も相変わらずで、妄想タイムが始まると、隣の部屋に消えて、ぐるぐると歩き回る。部屋の中をぐるぐる歩きながら、頭の中で物語が進行していくらしい。「今ね、265話まできてるんだ」などと言われ、驚いたことがある。すべては頭の中のことなので、最初の方の物語はすっかり忘れているのだろうが。

この習慣は今も続いている。ここに引っ越して来て、2階に自室ができたにも関わらず、普段は1階の食卓で勉強をする息子。人の気配を感じたいのだろう。しかし、ときたまふっと2階に上がり自室に篭ることがある。妄想タイムだ。2階からぐるぐると歩き回る足音がする。まったく・・・。

先日も帰宅後、おやつを食べていた息子が突然、「ヒラタカズヒロ」と言って、ふっと笑った。てっきり学校の友達だと思い、「何があったの、ヒラタくんと? クラスの子?」と尋ねると、「いや、違う」。じゃあ、誰なのかと質問すると、今、構想を練っている小説の主人公だという。30代のIT系企業のサラリーマンだとさ。おやつを食べながら、妄想かよ・・・。大丈夫か、わが息子。

しかし、私が変なことを教えてしまった。今では自分のPCを駆使する息子だが、なぜかワードの文書作成はしたことがなかったらしい。「受験生に小説を書く時間はないだろうから、構想だけでもメモ程度に書き留めておけば?」と、ついワードの使い方を教えてしまったのだ。おかげで、息子は最近、勉強が一段落つくと、ワードを熱心に打ち込んでいる。どうやら小説のネタ帳に留まらず、実際に書き始めたものもあるらしい。(見せてくれないけど)。とりあえず複数のお話が頭の中で練られているようだ。

受験生のくせに、妄想大爆発の日々を送る息子。ちょっと心配です。(ああ、きょうも2階から足音が・・・!)

*先日の帰省時に奮発して、息子とレストランへ!(実は商品券を使ったのさ!)
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弱点克服(中学受験編)

連休最終日だが、息子は朝から弁当を持って塾に出かけた。息子は算国理社、すべて大好きだという。だけどテストとなると点がとれるものと、とれないものがある。中でも理科が点のとれない最たるものだったのだが、最近は復習をまじめにやったりして、点があがってきた。やれば出来るんだ~と、本人もちょっと楽しそうだった。

先日の模試でも、まぁまぁいい感じの点がとれた。国語も社会も、相変わらず地道にやってたら、前よりいい点がとれた。この3科目だけ見たら、かなり頑張ってて、いい感じ。ところが、肝心の算数がめちゃくちゃ悪くて、すべて台無し。今までになく悪い点だったのだ。

6年生になって算数の問題がハンパじゃなく難しくなったらしく、それでもばっちり解ける天才的な子(?)もいたりして、「あいつらには絶対叶わない」「俺にはできない」という苦手意識が生まれ、ちょっと意欲的に算数に取り組めなくなっていたのだ。それは勉強の中味を一切見ていない私でも、なんとなくわかっていた。

人間って感情の動物というか、考え方ひとつで行動も変わるし、それによって結果も変わる。理科の苦手意識をうまく克服している最中なので、この成功体験をうまく算数にもつなげてほしい。そんなわけで私は、「あとは算数だけ。これが出来たらお前はすごい!」「死んだばーちゃんは数学が大得意だった、お前にもそのDNAが隔世遺伝しているはず」などと、心理作戦実行中。(下手なマインドコントロールか!?) 

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本がない!

私と息子もきょう広島の実家から自宅に戻った。並びの指定席に座るため、お昼の新幹線に乗ることになったので、午前中に父の顔を見てから駅に向かった。今朝も父はちょっと不機嫌だったけど、もしかして便秘だとか、体調のせいだろうか。

帰省中は混雑を避けて、おとなしく過ごしたのだが、本屋には何度か行って、ついつい文庫本などを何冊か購入した。その1冊がなぜか見当たらなくて、もしかして先に帰った夫が持って行ったのではないかと疑っていた。夫の手元にないことがわかり、あちこち探したけれど、どうしても1冊だけみつからない。「もしかして買ったつもりで買ってなかった?」と思ってレシートを確認したら、当たり前だけどちゃんと購入している。うーん、どこに行ったのだ?と、探し回った。不思議なことがあるものだと。

で、諦めて帰りの荷物を詰め始めたら、本が出てきた。丁寧に畳んでおいたGパンの下から。なんで1冊だけ、こんなところに!? 

ところで、私が買った文庫本の1冊を夫がいつのまにか読んでいて、「これ、読むと絶望的になったよ」と感想を漏らした。「ほんと?」と思って読んでみたら、なるほど。裏表紙には、「『歴史を軽んずる者は歴史に罰せられる』―。歴史の真実と対面しようとしない国家や民族は必ず没落する。<中略>日本再生の『起死回生策』が見えてくる!」と書いてあるのだけど、「ここまできてたら、もうダメじゃないの?」と私も感じてしまった。そんなことじゃいかんのだが。

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大掃除ウィーク

金曜は家庭訪問に備えて1階を掃除、土曜は快晴だったので窓や網戸の掃除。そしてきょう日曜は久々に家族全員で山の家に行って、大掃除をした。前回3人で来たのは、雪が降り始めた頃だった。冬の間は家の周りも雪に埋まって出入りできない状態だったはず。

だが、山の集落にも春が到来。桜は今週前半が満開で、今は八重桜がきれいに咲いている。我が家の庭は草ぼうぼうで、びわの木は鹿に皮をはがされて枯れかけていたが、水仙とスノードロップだけはきれいに花開いていた。

家の中の埃とカビをきれいにして、あとは物置状態になっていた書斎を片付けたら、大量の資源ゴミ(昔の雑誌やたまった書類など)が出てきた。(ちょうど来週末が自治会の回収日!) 本棚も整理したのだが、買っただけで満足して放置されていた大量の本に我ながらビックリ。できればここに篭って、読書三昧の週末でも過ごしたいものだ。

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家庭訪問

うちはきょうが家庭訪問。息子は同席したいがために、こういう日は遊びに行かない。よそのお母さんは、わざわざ子どもを外に行かせる・・・なんて言っていたけど。

朝のうちに掃除して、久々の整体をしてもらって、無事に先生をお迎えして。終了後は近所のママ友が立ち寄ってくれて、立ち話。お土産のおいしいかりんとうをいただいてしまった。

子どもの数が多いだけ、いろんな親もいるのだとか。私にとっても勉強になります!

*先日、いただいたバラ。一輪だけなんとかまだ元気!
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息子の仲間(ただいま中学受験準備中)

きょうから家庭訪問のため、息子は給食後に帰宅。夕方から塾だけど、仲良しの友達に誘われて、ちょっと悩みながらも遊びに行った。昨年度、クラスが一緒だった仲良し4人組が、今年は2人ずつ別のクラスになったのだが、いまも相変わらず4人で仲良くしているらしい。それでも4人全員が集まって放課後に遊ぶのは今年度、初めて。息子によれば、転校した4年生の頃から、クラスが違ったけど3人のことは知っていて、最初から気が合っていたのだそうだ。

全校生徒20人ほどの山の学校から、800名規模の大きな学校にやってきて、相性のいい子も悪い子も、とにかくたくさんの子に出会って、息子は成長しているのだろうと思う。たまに嫌な思いをすることがあっても、そういう場合の対処法も自分なりにみつけているみたいだし。そんな中で出会った気の合う仲間は、本当に大切な存在だと思う。下手するとオタク系の仲間たちだけど、だからこそ、マニアックな話で盛り上がれる友達がみつかって、本当によかった!

実は先日、塾の保護者向け説明会で、6年生の今年はどんな時間も無駄にできないと、かなり発破をかけられた。確かに正論だけど、息子は超難関校を目指しているわけではないので、そこまできつきつに勉強しなくてもいいんじゃないか・・・と内心、思っている私。ただ、それを口に出すと息子が怠けてしまいそうなので、塾の先生の話をそのまま伝えた上で、あとは自分でスケジュールを考えて決めたら・・・と言っている。確かに今のままでは、息子が憧れの学校に入れるかどうか、わからない。

6年生になって、本人も塾で発破をかけられたのか、ちょっと受験モードになって、意識も変わってきているようだ。先日も、父親と「一番苦手な科目の復習テストで1番がとれるよう、頑張る」と約束して、しっかり復習して塾に行ったら、本当に1番がとれた。「すごいね!」と言ったら、「いやぁ、今回はたまたま暗記モノが多かったから」と謙遜しながら、実はかなり嬉しそうで、その後、その科目はどんどんよくなっている。やればやっただけ結果がついてくる・・・と手ごたえを感じて、面白くなっているのかも。

私も見習いたいものだが、「夫の言葉にだけ奮起するのは、どういうことよ・・・」とちょっと不服。ま、弁当はがんばって作るけど。

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読書(きょうは『獄に消えた狂気』、やるせない)

今朝、登校班を見送っていたら、昨日の子ども会で司会や進行を頑張ってくれた6年生女子の姿が見えた。朝だからなのか、彼女の表情はいつも硬く、挨拶の声をかけても黙ってこちらを見るだけ。きょうもおはようの声をかけると、うつむいたまま。だが、そのあとに「昨日はお疲れ様!」と言うと、にこっと笑ってこっちを見てくれた。彼女、昨日は一緒に参加していた妹がぐずって大泣きしたときも、冷静に面倒をみていたのだ。

わが息子は、準備にはちょっとだけ参加したものの、会自体は欠席だったので、「昨日の子ども会、どうだったか6年の子に聞いておいて」と言っておいた。一応、大成功だったけど、いろいろ準備をしてくれた6年生としては手ごたえがどうだったのか、知りたかったのだ。

しかし帰宅後の息子は、「あ、訊いてない」。その後、友達が遊びに来たので、私はそそくさと2階に避難して、その間、読書に没頭した。遊びに来ていた友達のひとりが昨日の子ども会の参加者だったので、あとで「子ども会のこと、訊いた?」と尋ねると、「訊いてない」。まったく男って、何を話しているのだろう。

ところでパソコン部屋から追いやられたせいで、きょう読んだのは『獄に消えた狂気』という本。
獄に消えた狂気―滋賀・長浜「2園児」刺殺事件
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被害者のお子さんたちがわが子とほぼ同い年だったので、事件当時は衝撃だった。けれど、事件の詳細はその後、ほとんど報じられなかったように記憶している。その理由はこの本を読んで、なんとなくわかったけれど、しかし、それにしても救いのないお話で、読んだあとは重苦しい空気に包まれた気分だ。しかも、これは単なるお話ではなく、現実なのだから。

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雨天盛況こども会

息子は朝もはよから弁当を持って塾のテストに出かけた。と同時に夫は雨の中、自治会館へ子ども会の準備に。まずはテントを立てるらしい。私は30分ほど遅れて自治会館へ。

初めての子ども会行事は「新1年生を迎える会」として、おもに小6の子どもたちが企画・準備をしてくれた。自治会館では小6が集まって、会の段取りを確認している。

あいにくの雨だったので、外での遊びはキャンセルになったが、予定していた屋内でのゲームはけっこう盛り上がっていたようだ。私はおもに幼児ルームにいたため、歓声を聞いていただけ。夫にいたっては、フルに幼児のお相手をさせられて、汗だくになっていた。

あとで聞くと、参加者は約70名。子ども会は好調の滑り出し。皆さま、お疲れ様でした。
(ほんとに疲れた・・・)

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スクールガード

今朝もまた、立ち話をしていた。登校班のことでちょっとした問題があり、ご近所のボランティアのスクールガードの方と、いつも登下校を見守ってくださる保護者の方が真剣にお話していらっしゃるのを私も一緒に聞いていたのだ。すると背後でガシャーン。十字路で車と高校生の自転車がぶつかっていた。がたいのいい男子高校生はちょっと足をひきずりながら、「擦り傷程度で、大丈夫です」と言う。車から焦って下りてきたのは、先日の自治会の親睦会にも参加されたご近所の方だった。冷静に警察を呼び、対応された。高校生もお母さんに連絡をとった。

その間、スクールガードの方を中心に、ちゃんと病院で診てもらうよう、高校生に話をした。毎日、十字路に立っているスクールガードさんは、この高校生の顔もちゃんと知っていらした。彼がここで毎朝、一応スピードを落としながらも、きっちり停まらずに通過していることもご存知だった。

自転車の片方のブレーキがきかなくなっていること、右耳が悪くて右方向からやってきた車の音が聞こえなかったことを、高校生は説明してくれた。がたいがいいと思ったら、野球部員だという。一見いかついけど、話すと素直で可愛い青年だった。

いつも朝の通学・通勤時間に目配りをしてくださるスクールガードさんの存在は本当にありがたい。名前は知らなくても、顔見知りの人が声をかけてくれるって、すっごく大きいと思う。

とりあえず大事には到らず、よかったと一安心。車も自転車も歩行者も、気をつけなければと気を引き締めて家に帰った。きょうはその後、近所の塾友母と一緒に塾の保護者向け説明会に参加し、受験生の母としても、気を引き締めることに。これまた厳しい世界だわ~。

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