うどんにはご用心

私には珍しくおなかの調子がいまひとつ。実はおとといのお通夜の後、冷え切った体のまま、遅めの食事をとろうと丸亀製麺に行き、あつあつのおうどんを食べたのだ。おなかがすきすぎて、空腹感はさほど感じていなかったのだが、初めて「肉ごぼう」のトッピングをした上に、野菜のかきあげまで頼んでしまった。ここのかきあげは大きすぎて、そのときはよいのだが、後になって気持ち悪くなる経験を何度かしたために、この日は、夫に半分食べてもらう約束をとりつけた。

そのときは美味しくいただき、あまりに食べるのが遅い息子をせっつき、急いで帰宅して、いつものようにお風呂に入って、夜中近くにベッドに入ったのだが…。座っていたときにはなんともなかったのに、横になったらおなかが気持ち悪くなってきて、それでも一度はつらつらと眠りの世界に落ちていったのが、午前1時頃にあまりの気持ち悪さで目が覚めた。

私は嘔吐という行為は極力避ける性質である。食い意地が張っているから、一度食べたものを戻すことが許せないというのもあるし、嘔吐することを考えたら、今の気持ち悪さを我慢する方がまし…というのもある。結局、「いっそ嘔吐してしまった方が楽になる」と思えるほど苦しい症状に襲われることが、まずないのだろう。

しかし、おとといの夜は嘔吐への恐怖心より気持ち悪さが勝ったようで、とうとう夜中の1時に戻してしまった。ああ、やっぱりかきあげは食べなければよかった…と思いながら。そして、目の前の吐しゃ物を見て、びっくり。割と長いうどんがそのまんま出ているのだ。

あつあつのうどんを、つるつるっと飲み込んで、それが胃の中で膨張し、消化されないまま詰まっていたのか…。息子に速く食べろとせっついていたけど、息子はどんなものでもゆっくりとよく噛み、まさしく正しい食べ方を実践していたのだ。

昨日、この話を友人にしたら、友人もうどんで痛い目にあったという。消化しないままのうどんが胃につまって、救急車で運ばれて、下手すると危ないところだったと。ふたりで笑って喋りながら、いや、笑い事ですんでよかったけど…と深く反省。

きょうもまだおなかは本調子に戻ってないのか、いつものようにもりもり食べられない。いや、もりもり食べてはいけないのだけど。息子を見習って、ゆっくりとよく噛んで食べなければ。(97歳の父も、ゆっくりとよく噛んで食べている。)

*昨日、京都で見た夕焼けがあまりにきれいだったのだけど、写真ではうまく捕らえられず。
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まつたけご飯

明日は母の四十九日の法要のため、夕方、三人で広島に向かった。夫はお寺でもらった「松茸ご飯」をお土産に、いつもより早めに帰宅したのだが、私と息子は小腹が空いたからと出発前に少しいただいてしまった。夫は昼食が3時だったからお腹が空いてなかったらしい。

残りの「松茸ご飯」は、おにぎりにしてバッグにつめ、新幹線の中でまたも私と息子で一部を食べてしまった。そして夜遅くに実家に到着後も、ふたりでまたしても夜食としてすべてたいらげた。

私はてっきり、夫の遅い昼食も「松茸ご飯」だったのだろうと思っていたのだが、よく聞いてみるとおそばをすすっただけとのこと。せっかくの「松茸ご飯」を夫は一口も食すことはなかったのだ。ああ~、今さら遅いけど、ごめんなさい! 

もしかして私は普段から、こんな風に夫を虐げている!? いつも耐えてくれて(?)ありがとう。

*夕焼けを見ながら出発。
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小さな偶然

昨夜遅くに山の集落のママ友から、明日のパートが突然キャンセルになったからとランチのお誘いがきた。整体がお昼前くらいに終わる予定なので、OKの返事をしたものの、よく考えたら車がない。結局、整体師さんの車で約束のレストランまで送ってもらった。(すみません!)

実はこのお店、かつては手作りの張りぼてが名物のコンビニだった。そこが閉店となり、手作りパスタとチーズケーキのお店に生まれ変わっていたので、一度行ってみたいと思っていたのだ。ところが12時前に到着すると、駐車場もテーブルもいっぱい。幸い私たちは一番最初の待ち客となったので(車を駐車できず、諦めて去って行った人たちも多数)、わりとすぐにテーブルに案内された。

本当に久々に会ったものだから、思わず私たちのお喋りも熱が入る。と、私たちのあとに案内されたグループのひとりが私に会釈された。おおっ、街の家のお向かいの奥さんだ! 実はこの方とは、先日もママ友とのランチで訪れたレストランで出会ったところ。私、街に越してきてから、ママ友とランチに出かけたのはこの二回きり。その二回とも、お向かいの奥さんと出会うとは!! 最近はほんとに小さな偶然が多いのだ。

久々に会ったママ友からは、パートの愚痴や、今後の子供の進路についての悩みなどを聞いた。大変な状況ながら、めげずに前向きに進んでいる様子に頭が下がる。食後は、山奥での暮らしのために、灯油を大量に買い込む姿を見て、そのたくましさに惚れ惚れ。(細い体で、灯油の20リットル容器を軽々と両手に持って車に運ぶのだ!)

その後さらに、「スタッフ募集してたから、見に行かない?」と、新しいパート先候補としてうちの近所のカフェにはしごしてしまったのだが、私も彼女くらい動かなくちゃ!

*二軒目のカフェ。
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ま・つ・た・け

夫は当番の仕事のため、朝から出勤。(きょうは私が送迎係)夕方前に帰宅すると、今度は上司宅へ。職場の何人かでおよばれだそうだ。また自分だけ美味しいもの食べてくるんかいな…とひがんでいたら(!?)、お土産を持って帰ってきた。おお~、マツタケ! 

息子は「マツタケ食べるの、これで二度目かな?」なんて言ってるけど、前回は回転寿司の超低価格のマツタケのお吸い物だったので、本当のマツタケだったのか怪しいところ。

ところで、夫は数年前から秋になると花粉症のような症状が出るようになり(血液検査ではヨモギ・アレルギーらしい)、息子は先日食べたマンゴーにかぶれて、唇の周りが荒れている。以前、息子の同級生がマツタケに当たって高熱を出したと聞いたこともあり、慣れないマツタケをどうやって食べようかと悩み中。

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亡母の奈良漬

三連休が殆ど休めなかった夫にとって、きょうは久々の休日となるはずだったが、夕方からお通夜へ出かけることに。私の母が亡くなって以降、夫の職場関係でもご不幸が何件か続いているのだ。

昼間の自由時間は、山の家まで荷物を取りに出かけた。なんだかんだと、こまごましたモノが必要なのだ。ついでに、昔の味噌樽に漬け込んだ奈良漬も一枚、持ち帰った。

これ、実は亡き母が生前、漬けたものなのだ。息子が母の奈良漬を食べて、「おいしい!」と言ったものだから、まだ元気だった頃は毎年のように奈良漬を漬けた樽を送ってくれていたのだ。

数年前に送ってくれた最後の奈良漬は失敗作で、当時はとても食べられる状態ではなかったが、今とりだすと、なんとおいしく漬かっている!思えば、母の具合はあの頃から悪化の一途を辿ったのだ。

失敗作と思っていたものが、数年寝かせることで、こんなに美味しくなるなんて!母がいなくなった今、母の愛情こもった奈良漬を味わっている。息子の運動会のお弁当にも、入れるつもり。

*ぽりぽり、こりこり、美味しいです!
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山奥の夏の宴

山の集落は9つもあるので、同じ地域でも違う集落の人とは滅多に会う機会がない。だからこそ学校の存在は大きくて、子どもがいれば、PTAを通じて友達ができるのだが、逆に言えば、違う世代の方と知り合うことが難しい。

そんな中、ひょんなことで親しくなった移住組の先輩ご夫婦とは3ヶ月に1度くらいの割合で会食をしているかも。仕事の上でもお世話になることもあり、お喋りするのも楽しい方々だ。この地域のことも知りつくし、地元民も移住組もちゃんと受け入れ、上手にお付き合いされている。言うべきことは、ちゃんと言った上で。見識も広く、グローバルな感覚も持っていらして、尊敬するご夫婦だ。

きょうは久々に奥様手作りのピザとグリルチキンの宴に招かれ、早速お喋りも大盛り上がり(!?)。この地域への思いは同じくしながら、この国に対する思いが微妙に違うのが、たぶん世代間格差。その違いがまた議論として面白いのだが、きょうのご主人はこの世代にありがちな左翼シンパ的な発言が減ったような…!? さすがに民主党の政権運営を見ていたら、そうならざるを得ないのかも。でもなぜか日教組をとっても擁護されるので、何がそうさせているのか、その点に興味を引かれる私。次回はこの辺りを探ってみたい!

引っ越ししても、お付き合いをしていきたいご夫婦なのだ。(引っ越すと言っても、うまくいけば車で20分だし!)

*窓から森を眺めながら、ピザを食べる!
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母がボケてきた?

実は数日前から問題が勃発している。入院中の
母がボケてきたのだ。春休み帰省の最終日に別
の階の一人部屋に移った頃から混乱が始まった
ようで、数日前から食事を食べたことを忘れて、
私や知人に「ご飯がこない」と電話してくるよ
うになった。近所の知人が病室まで行って話を
すると一応納得するのだが、それでもしばらく
するとまた忘れて電話をしたり…。

運動をしてはいけない体なので、ベッドの上で
寝て食べるだけの生活。しかも話し相手も殆ど
ない中で、突然の環境変化に混乱するのも仕方
がないのだが、その状況を本人がまだ受け止め
られないでいるのが不憫なのだ。

一応、次の食事の時間まで我慢して待つように
となだめるのだが、食べることが何よりの楽し
みだった人だけに、空腹感は辛いのだろう。
逆に言えば、お腹がすくほど元気になったのか。

私も気をつけなければ…と反省しきり。なのに
きょうも街の家の準備の途中に、ソフトクリー
ムを食べてしまった。ただし、LじゃなくMサイ
ズで我慢したけど。

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太陽の恵み、お宝トマト

天候不順のきょうこのごろ。
灯油を買い足し、暖房もバリバリに入れ、
こたつに入って生活している。

テレビをつけると、野菜高騰のニュース。
そんな中、故郷の知人からトマトが届いた。
深紅に輝くトマトをかじると、フルーツの
ような甘さが広がり、その名の通り「お宝
トマト」だ。

瀬戸内の暖かな陽射しを身体にとりこんで
る気分。しあわせ!

*倉橋島のお宝トマト!
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手作りアイスクリーム

すでに次の仕事が届いたのだが、今朝
は念願の整体タイム!久々だったので、
整体師さんと積もる話が盛り上がる!

午後からは仕事に没頭。近所の友達か
らの「今夜うちに遊びに来ない?」と
の誘いも断り、必死で仕事。その横で
息子が「僕は行きたかった」というの
で、結局、息子を送り届け、私は仕事
を続行。

延々と仕事をしていると、帰宅した夫
が夕飯にインスタントラーメンを作っ
てくれた。「ああ、おいしかった~。
デザートにソフトクリームが食べたく
なった~」とつぶやいて仕事に戻ると、
カシャカシャカシャカシャ、夫が音を
させながら、部屋を行ったり来たり。

15分後、目の前に現われたのは、文字
通り「手作りアイスクリーム」!!
なかなかおいしくて、これまた感動し
てしまった。

その後、友人宅でおいしい夕飯をご馳
走になり、子どもたちで人生ゲームに
興じて、息子も大満足で戻ってきた。
よかった、よかった。

きょう唯一の心残りは、夫の手作りア
イスの写真を撮らなかったことかも。

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春の恵み、コゴミ

次の仕事が届くまで、ちょっと一息。
春休みの間に録りためていたテレビ番組を
見て、なるほど~と感心しまくる。
(朝日ニュースター『ニュースの深層』の
辻広キャスターの日と、新番組『宮崎哲弥
のトーキングヘッズ』など)

さて、桜も咲いたと思ったら、近所のおば
ちゃんたちから春の食材も! コゴミと特
大のしいたけ。

ただし、コゴミは年々少なくなっているら
しい。鹿が食い尽くしていくのだと。なる
ほど、例年に比べて小さいものばかりだ。
裏のおばちゃんは毎年、大型ポリ袋で二~
三袋分のコゴミを山から採ってきていたの
に…。

山がこのまま荒れていくと、どうなるのだ
ろう!?

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