心臓のペースメーカー交換

きょう母は転院後、初めて外出。といっても、前に入院して
いた病院までペースメーカーの検査に。入院前から決まって
いたことで、母の世話をお願いしている長年の友人がタクシ
ーで付き添いをしてくれた。病院の帰りに父の老人ホームに
立ち寄ることができ、母は安心したようだ。

母のペースメーカーは、そろそろ電池交換の時期が迫ってい
て、今年中に入れ替えの手術が必要らしい。電池の寿命は約
8年と聞いていたが、まさか二度目の電池交換を迎えるまで
長生きできるとは、本人も私も思っていなかった。心筋梗塞
の手術から、もう17年! 心臓の3分の2が壊死したのに!

夜は雨の中、近所の姉妹がやってきて、夫が算数、私が英語
のレッスンをした。子どもたちは「明日は台風で休校になる」
と確信しているので、今夜はなぜかとっても元気! 「てるて
る坊主を逆さまに吊るせばいいの!」と張り切っていた。

大人は大雨で土砂崩れなどが起こらないよう、心配している
のだけど。

*ナツメがおいしそう!
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風邪が流行中

学校では風邪が流行っていて、昨日の日帰り旅行も欠席者
が何人も出たようだ。あくまでも普通の風邪で、インフル
エンザの検査は陰性と出ているらしい。

息子もこの間から鼻がつまっているが、熱もなく、元気に
している。朝はのんびり父子で草むしりなどして、午後は
近所の子どもさんとの勉強会。夫が算数で、私が英語担当。

勉強が終わると、息子たちは暗くなるまで外で遊び回り、
楽しかった週末も終わり。息子はよほど名残惜しいのか、
車を追いかけて見送っていた。

昼間は暖かかったのに、陽が暮れると急に寒くなった。
秋はいつも急に深まる。山の上の満月がきれいだった。

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整体中に愚痴発散

運動会が終わってから10日が過ぎてしまった。
筋肉痛は消えているが、相変わらず肩や背中が
こっている。そこで、きょう本当に久しぶりに
整体師さんに来ていただいのだが、なぜだかこ
んなときに限って、次から次へと電話が鳴る。
携帯も、固定電話も。

いつもはママ友の悩みや愚痴を聞く私が、整体
のときは愚痴らせてもらっている。といっても、
自分の悩みというより、ママ友たちから聞いた
地域の問題等を聞いてもらうのだ。この地域の
ことをよくご存知だけど、外の地域に住んでい
る方なので、事情を理解した上で、違う視点の
意見をもらえたりする。

でもって、外部の方が意外と地域内の情報に通
じていたりするので、時には「へぇ~!」とい
うような話を教えてもらったりするのだ。

前回、彼女から「保育園もゴタゴタしているよ
うですね」と言われ、保育園児のいるママ友た
ちに訊いてみたら、「え~、何もないよ」とい
う答えだったのに、先週末になって突然、ママ
友たちが唖然とするような内部のゴタゴタが明
らかになった。整体師さんの情報網、すごすぎ!

というわけで、電話に邪魔されながらも、体と
心のコリをきょうもほぐしてもらいました~!!

*朝の曇り空にうっすら見える太陽が、水溜り
 に映っていた。
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*きょうは洗濯物、干せるかな?
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インフルエンザ警戒中

きょうの午後は別のママ友が遊びに来ることになって
いたが、子どもさんが風邪で早退したため中止となっ
た。すわ新型インフルエンザかと思いきや、検査は陰
性。

隣の小学校は学年閉鎖になったと聞くが、まだウィル
スは峠を越えてないらしい。

学校の下校バスのお迎えに来てくれたおばちゃんから、
「昨日、○○さんが来とったな」と話しかけられた。
しっかり来訪者チェックをしているようだ。ま、だか
らこそ、不審者がいればすぐにわかるので、ありがた
い存在なのかも。

*この集落でも稲刈りがすんだようだ。
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人の命はわからない

久々に息子とのんびり日曜日を過ごしていたら、
また(怖い?)親戚のおばちゃんから電話があ
った。おばちゃんもよく知る母の同級生が突然
亡くなり、いまお葬式から帰ったところだとい
う。

「え? それ、○○さんですか?」と言葉を失
った。同じ市内に住む数少ない同級生で、外出
できない母を時たま訪ねてくださり、このたび
の入院がわかってからも、わざわざ市外の遠い
病院までお盆休みにお見舞いに来てくださった
のだ。9月1日にも、元気に毒ガス健診に行かれ、
その三日後に突然、自宅で亡くなられたという。

母を見舞ってくださったのが、最後の別れにな
ってしまった。人の命はわからない。

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父の記憶がなくなっていく~

母の病院でも同室の方との関係など、気になる問題が
あったので、父のこととあわせて、今週はずっと重~
い気分で過ごしてきた。

息子の合唱団の練習がきょうはお休みだとわかったの
で、急遽、夫と息子に新幹線で広島に来てもらうこと
にした。父の部屋にもう少し荷物を運んでから、明日
三人で車で帰ろうという計画。新幹線で帰るには荷物
が多いし、だからといって送るのもなんだか…。

父はきょうは落ち着いていて、馴染みの医師の診察も
受けた。身体の状態はOKだけど、「僕のこと、忘れち
ゃったみたい」と先生がおっしゃるので、「私も忘れ
られてしまうんですよ」と私も苦笑。けれど、父はそ
の後で、「さっき、あの先生が来てくれた」としっか
り話してくれる。でもって、しばらくすると「あんた、
誰じゃったかいの?」と訊く。私が名前を言うと、
「○○さんと△△は?」と、私の夫と子どものことを
訊ねてくれる。

夕方、夫と息子と再会すると、長いこと離れていたよ
うな、とてつもなく懐かしい気持ちになった。三人で
ご飯を食べたら、気持ちがゆるんだのか、異様な眠気
に襲われてしばらくうたた寝してしまった。これも安
心感のなせるわざ?

やっぱり家族は一緒にいなくちゃ…とつくづく思った。
(そう思うと、父も母も寂しいだろうな…)

*近所で人気のケーキ屋さん!
29aug09

生きているからこそ(入院中の母)

入院中の母が普通食となり、2人部屋に移動となって
スペースも少し広くなった。殆ど何も喉を通らず弱っ
っていた頃は、母に食べられるものはないかと奔走し
ていた私だが、人間(というか私)はゲンキンなもの
で、少し元気を取り戻した母が「あれがほしい、これ
がほしい」と毎日のように訴えると、それをわがまま
だと思うようになる。暑い中、動き回るこちらの気持
ちも考えてくれよ、あんただけでなく父のところにも
行かないといけないんだよ、と。で、つい、小さなこ
とで母にきつく当ってしまう。

昔から心配性の母は、些細なことで電話で相談してき
たものだ。その都度、「そんなどうでもいいことでぐ
じぐじ悩まなくてもいい!」と私が一喝すると母が安
心して(?)電話を切るのが常だった。

そうはいっても病人の母にきつく当ってしまったな~
としばし反省。生きているからこそ、わがままも言え
る。わがままが言えるほど元気になったのに!と。

一方、父の顔を見に行くと、昨日の面接ではしっかり
していたのに、夜になると「帰る!」と歩き回って、
なかなか落ち着かなかったらしい。引っ越しは25日と
何度も伝えたのに、すぐにでも移動できると思ったの
だろうか。

不思議なことに、ときどきわけのわからないことを言
う父には私はなぜかとってもやさしくなれる。多少、
不平不満らしきことは口にしても、最後は笑って現状
をありのまま受け入れる。そして、こちらの心配をし
てくれるのだ。それを見ていると、私も静かな気持ち
になる。

自己嫌悪の私は、夜になって夫に母とのことを話した
ら、「喧嘩ができるくらい元気になったということ。
あなたにきついこと言われて、お母さんも喜んでいる
よ」と慰められた。以前は、私が母にきついことを言
うたびにヒヤヒヤすると苦情を言っていた夫なのに、
いつの間に私の母への「一喝」に慣れてしまったのか。

ま、いいことも悪いことも、すべては生きているから
こそ。生きているうちは、まだまだ悟れないのだ!
(と言い訳。)

*きょうもお好み焼きを食べた!
22aug09

老人ホーム施設長と面接

きょうは入所申し込みをした介護付有料老人ホームの
施設長さんが、父(と父の妹)の面接に来てくださっ
た。事前に何度も説明していたので、父も心の準備は
できていたのだろう。それとも、施設長さん(&もう
一方)が女性だったせいもあるのか、とてもしっかり
と受け答えをするのでビックリ。

「自分で着替えはできますか?」と聞かれると、「だ
~れも手伝ってくれんよ」と笑いながら答え、「手伝
ってもらった方がいいですか?」と聞かれると、「そ
りゃ、そうよね~」。

「どこか身体の中で痛いところ、しんどいところ、つ
らいところとか、ないですか?」と聞かれると、しば
らく考えてから「銭がないこと!」 これにはみんな
で笑ってしまった。

さて、きょうは息子の夏期講習の最終日でもあった。
息子は初めての塾がことのほか楽しかったらしく、ま
た次も行きたいらしい。きょうは最後だからと私も教
室まで先生に挨拶に行き、ついでにそこにいらした保
護者2名と少しだけお喋り。初対面なのに、やさしい
言葉をかけてもらって嬉しかった。きょうは他人のち
ょっとしたやさしさが、いつもにも増して、じ~んと
心に染み入る気がする。

なんでだろ。

21aug09

ヘルパーさんと病院への不信感

実家の電話に二日続けて、母が最初に入院していた病院
からの着信履歴が残っていた。夫によれば、関西の自宅
にも着信があったらしい。ただしメッセージはなし。

なので昨日、こちらから電話で問い合わせてみた。大規
模な救急病院なので、すぐには用件がわからず、一時間
ほど後に折り返し電話があった。母の5月分の入院費が未
払いだと。実は母の退院の日の朝、私は病棟の方から渡
された請求書をそのまま会計で支払って、転院先の病院
へと向かったのだが、それは6、7月の請求書だったらし
い。

その後、7月半ばに病院から未払い分があると連絡を受け、
私は病院に支払いに行った。ただし私は請求書を持って
いなかったので、会計の方が請求書のコピーに領収印を
押してくださった。

「いまこちらにヘルパーさんが支払に見えているんです
けど」と言われ、上記の事実を説明すると確認がとれた
らしく、「確かに支払はすんでいました」とのこと。
それよりも、なんでヘルパーさんが支払に行っているの
かが私にはわからず、訊ねてみると、私が留守だったか
らヘルパーさんに連絡したのだという。

母が入院中、何かの緊急事態が起きても遠方の私はすぐ
に病院に駆けつけられないからと、ヘルパーさんの連絡
先を病棟にも知らせておいたのだが、この方には母も私
も不信感を募らせ、転院を機に縁を切っていた。その方
がなぜ勝手に支払に…?

もやもやした気持ちのまま母の病室に行くと、そのヘル
パーさんがいた。「病院側から正規の請求書に領収印を
押したものを預ってきましたから、コピーは捨てておい
てくださいとのことです」と、領収書を渡された。そし
て「ここには○○さん(別のヘルパーさん)がいらして
るかと思って、私は今まで来なかったんですけど」と、
こちらの様子を伺うように言われたので、「はい、○○
さんにはとてもよくしていただいてます」と答えたら、
彼女はすぐに帰ってしまった。ホントは○○さんはヘル
パーさんとしてではなく、友人として時々母の顔を見に
来て、親切にしてくださっているのだが、彼女がなんと
なく収入源を求めて来ているような気配を感じたので、
「○○さんにお願いしています」ということにした。

病院は、どうして彼女に裸のままの領収書をそのまま渡
したのだろうか? あのとき、電話口の私に「ヘルパー
さんに領収書を渡しておきます」なんてひと言も言わな
かったのに。昨日、私が病院で彼女に会わなかったら、
どうなっていただろう? そんなことを家に帰ってから
も、悶々と考えてしまった。

それで今朝もう一度、病院に電話したことで、ようやく
事の全貌がなんとなくわかった。5月分の請求書は、ヘ
ルパーさんが5月末に受け取ったまま放置していたのだ。
そして今回、病院から「家族の方に連絡がとれないので、
伝えてもらえませんか?」と電話がかかると、「じゃあ、
私が払いに行きます」と、家族である私には一切連絡を
しないで勝手に病院に行き、請求書を出して支払をした。
(なので、昨日付けの領収印が押されている。)
が、その途中で別の係りの人が私と電話でやりとりをし
て、すでに支払が済んでいたことが判明したので、ヘル
パーさんに返金し、改めて私が支払に行った7月の日付
の領収印が横に押された。「この領収書はこちらで郵送
します」という係りの人に、ヘルパーさんは「私が持っ
て行きます」と言ったので、そのまま渡したらしい。だ
ってヘルパーさん本人が持ってきた請求書だから。自分
で支払までしたのだから、病院側は善意の人だと思って
いたようだ。

そもそも、なんで留守電にメッセージを残してくれなか
ったのかと病院に訊ねると、個人情報の関係で伝言を残
さない決まりなのだという。その説明が理解できず、
「個人情報というなら、契約の切れた赤の他人のヘルパ
ーさんに、家族の了承なく、正式な領収書を渡す方が問
題じゃないですか? 留守電に伝言を残すのが、どんな
個人情報の問題になるんですか?」と訊ねると、「いや、
過去にちょっとトラブルがあったので、こういうことに
…」とむにゃむにゃ。確かに、仁義なき戦いの地元だか
ら、怖い人がたくさんいるんだろうけどさ。それに、私
の携帯番号も病棟には知らせていたはずなんだけど。

それにしても、善意の人に思わせてしまったヘルパーさ
んはつくづく怖い。ちょうど今読んでいる『影響力の武
器』という本に書いてあった「返報性」の法則の実例を
見た思いだ。最初に(こちらが求めてもいない)親切や
プレゼントを押し付け、その後に(それを上回る)何か
を要求をすると、大半の人は「借りを返さなくては」と
いう思いから受け入れてしまう…というものだ。

ああ、こんなどうでもいい小さな出来事で、なんだかと
ってもいやな二日間を過ごしてしまった。ついでにきょ
うは20日のせいで、道路もお店も混んでいて、さんざん
だった。これくらいでイライラしてしまう私は、つくづ
く修行が足りないのですわ。とほほ。

*近隣の町には今も酒蔵が多い。
20aug09

介護の基本

週末は思いのほか帰りが遅くなり、二日続けて父の施設
に行けなかった。きょうは夫がひとり新幹線で自宅に戻
る。なので午前中に父の顔を見に行ったのだが…。

この施設で私がひそかにNO.1の信頼を置いている介護士
さんに手を引かれ、父が歩いている。介護士さんによる
と便秘が三日目となり、機嫌も悪く、言動が少しおかし
くなっているとのこと。さっき、もう一度、お通じがよ
くなる薬を飲ませてもらったようだ。

つい最近まで快食・快眠・快便生活を続けていた父だけ
に、余計に便秘はつらいのだろう。「わしはひとりぼっ
ちだ」と訴える父を私がなだめる。

今度は新しく入所されたらしいおばあさんが、「ここを
出るときは、どこから出たらええんかね?」と介護士さ
んに出口を訊ねる。すると彼女は逆に「○○さん、ここ
からどこに行くん?」と聞き返す。「△△」と市内の地
名をおばあさんが答えると、「もうすぐお昼ご飯じゃけ
ぇ、ご飯の後でもええ? みんなで一緒に食べようや」
と介護士さん。「ああ、ええよ」と、おばあさんもそれ
で納得したようだ。

おお、まさに三好春樹さんの介護の本に書いてあった基
本事項を目の当たりにした気分。認知症の問題行動は、
心身の不調が原因であることが殆どで、特に便秘が三日
続くと要注意。そりゃ、誰だって便秘が三日続くと調子
悪いよなぁ…。

家に帰りたがっているおばあさんには、「ここから出ち
ゃダメ」と禁止することなく、別の用事に誘って引き込
む。それをさりげなく、やさしくやってしまう介護士さ
んに感動!
なぜか父と相性がいいらしい(?)若い男性介護士も現
われ、父に高校野球を見ようと誘ってくれた。

介護のやり方は頭でわかっていても、実際にすんなりと
実践できないと意味がない。介護士さんたちは現場で日
々、試行錯誤を繰り返しながら、目に見えない「介護技
術」を身につけているんだなぁ。改めて頭が下がる。

17aug09