鹿のしわざ

やっと暖かくて、いい天気になった。
いろんな花も咲いて、外に出ると草花の匂いを感じる。
しかし…うちの玄関前はなぜか寂しい。あちこちに生
えて珍しくもないシャガと菖蒲を植えているのに、花
が殆ど咲かないのだ。とこの間から思っていたら、と
うとう数少ないシャガの花もなくなっていた。

これ、すべて鹿のしわざに違いない。鹿しか考えられ
ない。花だけでなく柔らかい葉も食べられている。山
のふもとに敷き詰められたように咲いているシャガは
食べずに、我が家の前のほんの少しのシャガを食べる
なんて。

近所の人は、シャガなんて、よっぽど食べるものがな
いときしか食べないと言う。我が家のシャガが食べら
れるようになったのは、確か去年から。だんだん暮ら
しにくさを増すこの地区。このままだと、いずれ鹿し
かいなくなってしまうのでは…。

先日テレビで、逢坂厳という東京の大学の先生が、過
疎化の進む地方では、本当に危機感をもつ若手は保守
でありながら改革を求めていて、実は彼らの敵は自分
の親だったりする…と話しておられて、この方は本当
に地方の実態をよくわかっていらっしゃると膝を打つ
思いがした。

政治家でも学者でも評論家でも、本当に実態を見てき
て喋っている人は、どれだけいるんだろう。普天間を
始め、重要な問題の数々は所詮、他人事なんだろうな。
危機意識が薄いのはそのせいかも。

私は家まで迫ってくる鹿にもなんの手立ても打てず、
ますます無力感。初めての仕事にも手こずって、苦戦
中…。

*セッコクは吊るしてあるので、鹿被害を免れている!
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雹が降った

DSC01380 今朝、早速友人が母の様子
を見に行くと点滴もとれ、自分からご飯を食べたいと、お腹が空いているようだったとのこと。途中で私も電話で話したが、早くご飯が食べたかったらしく、早々に切り上げた。

私もいくつか仕事や用事を片付けて、明日帰れるように手配を始めた。大丈夫そうだけど、お互い顔を見れば安心するだろうし。

ふと気づくと快晴だったはずの空が暗くなり、雷が聞こえた。急いで洗濯物を入れたが、空はどんどん暗くなって、やがて風雨が! バケツをひっくり返したようは豪雨となり、不安になって窓の外を眺めていたら道が小川と化し、小さな白い玉のようなものが跳ねている。「ん?これは雹?」と思って玄関に出たら、ほんとに雹だ。うひょう~! 気がつくと、草地が白くなってた。こんなに大量の雹を見たのは初めてだ!!!

雨もやんだ午後、近所の人たちも外に出て「すごかったね~」と話していた。いやはや、きょうもビックリの一日。夕方、好天の街から戻ってくると、山の集落は夕焼けの中、霧に包まれていた。

*大雨の中、だんだん地面が白くなる!
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*夕方なのに、朝みたい!
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自然観察

きょう締め切りの仕事も終わったし、息子の合唱
もお休みだし、きょうは久々に三人でだらだら過
ごせる休日だ! とはいえ、あまりに天気がよい
ので庭仕事をすることに。

夫は薪作業、私は草取り。風はまだまだ冷たいけ
れど、太陽の下で体を動かすと気持ちいい。

庭に出てみると、いろんな生き物と出会う。草を
抜くと、ミミズやダンゴ虫が出てくるし、古い薪
にはアリが巣を作っているし、花にはミツバチや
チョウがやってくる。当たり前の光景だけど、思
わず見入ってしまう。

いちばんすごかったのは、カメムシを捕まえて木
の幹を歩く巨大ムカデ。そうか~、カメムシまで
食べてくれていたのか~。

心地よい疲労感で、きょうはいつも以上にぐっす
り眠れそう。

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鳩ぽっぽ

雨降りの中、スクールバスを下りた子どもと一緒に家
に向かっていたら、近所のおばさんに声をかけられた。

二匹いた老犬のうち一匹が死んでしまい、寂しがって
いたところ、伝書鳩が迷い込んできたのだそう。
夜はどこかに姿を消すものの、昼間は勝手口のそばを
居場所にしているのだとか。

よかったら見て行ってくださいと誘われて、のぞきに
行ったら、ほんと! 瞬きしたり、首を伸ばしたり傾
げたり、愛くるしい表情でこっちを見ている。

内閣の鳩ぽっぽには一刻も早く消えて欲しいが、こち
らの鳩ぽっぽは大歓迎!

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ムカデとハチ

きょうは息子が楽しみにしていた「ふるさと体験学習」
の日。近くの「自然の家」で一泊するのだ。幸い好天
に恵まれたので、山歩きも楽しいだろう。

暖かいのは嬉しいのだが、お皿を取り出したら小さな
ムカデが! いつものようにトングで掴み窓から放る
つもりが…ムカデがあまりに細すぎて落ちてしまい、
コタツの側で見失ってしまった。うっ、やばい。

仕方なくパソコンに向かっていたら、ブゥーンと低音が
鳴り響く。辺りを見回しても何も飛んでない、パソコン
のモーター音でもないし、冷蔵庫の音でもないし、坊さ
んの読経かと外まで覗いてみたが何もなし。
と思ったら、巨大バチが飛んでいた~! 恐怖に凍りつ
きながら、窓を開け、必死で追い出しに成功! ふぅ。

夕方近く、夫から早めに帰るので外食しようと電話が入
ったので、本棚からグルメガイドを取ってコタツに戻っ
てきたら…朝のムカデが歩いてる~、私の腕を~!!!
走って土間に行き、グルメガイドではたき落とし…そし
てまたも見失ってしまった。とほほ。

夕方のニュースで東国原知事の記者会見映像を見てグッ
ときたのに、ゲンキンな私は「きょうは近江牛を食べよ
う」と決意。近江牛も、大半の子牛が宮崎県産らしい。

日暮れ時に夫とふたりでびわ湖畔のレストランに入った。
近所のママ友から「遊びに来ませんか?」メールがきた
ので、食後に伺うことに。きょうは子どももいないので、
心置きなく(?)飲んで延々と大議論!!!

さて、そろそろお開きに…と思ったら、巨大バチ。実は
きょう二匹目だそう。ここのご主人が強力殺虫剤で一発
で仕留めた。こんなに強力だと却って怖い…。

ふぅ、長い一日でした。

*近江牛のグリル
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*地鶏と茄子のアラビアータ
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五月晴れ!

寒くて、シトシト雨が降る山の中で本を読んで
いたら、暗くもなるよね。

きょうは久々の快晴で(それでも山の中は寒い
けど)、子どもを合唱の練習に送っていくと、
街の中はほんとに暖か! 気候って、やはり重
要だわ。

仲良しのママ友(&子どもさんたち)とランチ
をして、美しい棚田地区をドライブして帰宅し
たら、そのあとはしっかり昼寝してしまった。
(夜更かしのせい…)

お陰でちょっと元気回復。
晴れて暖かいのが当たり前の瀬戸内が恋しいな~。

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虫だけじゃない田舎の問題

きょうは午後から久々のママ友が遊びに来た。
移住組の中で、おそらく地域にもっとも関わっ
ているご夫婦なので、いろいろと考えるところ
は多いようだ。

ふたりでお昼を食べてデザート食べて雑談し
て、なんということはないストレス解消!
まだまだ寒いので、暖房つけて、食事後は
こたつに入った。

なのにすでにカエルの声が聞こえるし(やけ
に近いので、うちの中に入ってる?)、夕方
息子がトイレで大きなムカデをみつけるし(
トングで捕まえて外に放した!)、着実に季
節は進んでいる。ヒルが出るのも時間の問題
…。

一本の木にいろんな色の花が咲いている!
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主はいなくとも・・・

街の家を購入して拠点を移されたご近所さん。
おばちゃんは家の前庭や裏の家庭菜園の世話
をよくされていた。今ではほんのたまに帰っ
て来られるだけなので、特に夜の帰宅時に暗
いままのお宅の前を通ると寂しい気持ちにな
る。

それでも、おばちゃんが手入れしていたお花
はちゃんときれいに咲いている。

うちもやがて同じ道を辿ることになるのだろ
うかと複雑な気持ち。

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四月の雪、再び

何年か前にも四月に雪が降ったことがあるけれど、
今朝も山の上が白くなっていた。
灯油、足りるかな~。

今週中に仕上げる予定の仕事が、予想以上に時間
がかかって、締め切りに間に合うかしらと気持ち
が焦る。

寒さと仕事で、しばらくこたつから抜け出せない!

*陽が暮れると、気温は2度だった!
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春の恵み、コゴミ

次の仕事が届くまで、ちょっと一息。
春休みの間に録りためていたテレビ番組を
見て、なるほど~と感心しまくる。
(朝日ニュースター『ニュースの深層』の
辻広キャスターの日と、新番組『宮崎哲弥
のトーキングヘッズ』など)

さて、桜も咲いたと思ったら、近所のおば
ちゃんたちから春の食材も! コゴミと特
大のしいたけ。

ただし、コゴミは年々少なくなっているら
しい。鹿が食い尽くしていくのだと。なる
ほど、例年に比べて小さいものばかりだ。
裏のおばちゃんは毎年、大型ポリ袋で二~
三袋分のコゴミを山から採ってきていたの
に…。

山がこのまま荒れていくと、どうなるのだ
ろう!?

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