小学校の下校班

先日、息子がぽろりと「最近、ひとりで帰ってる」と口にした。朝はほぼ全学年を網羅した登校班、帰りは同学年の近所のメンバーで構成された下校班が決められているのだが、このところ、下校班の他のメンバーとバラバラになって、ひとりで帰っているというのだ。

山の学校ではスクールバス通学だったので、集団下校というものが、私もよくわかっていない。(安全パトロール期間に、朝の登校班は観察したけれど)。

下校班は朝の登校班と比べてゆるいものなのか、他の下校班もわりとバラバラに帰っているのか、息子もよくわからないという。このところ他のメンバーが学校を出た途端にわ~っと走り出すので、ゆっくり帰りたい息子はあとからひとりで歩いて帰るらしいのだが、自分だけ故意に置いていかれてるのかどうかもわからないという。下校班のメンバーを聞いてみると、私が知っている近所の男子2名はとても意地悪をするタイプと思えない。もうひとり、名前も知らない女子と一度やりあったことがあるそうだが、話を聞くとお互い様で、それが理由とも思えなかった。

その後もそんな日が続いていたので、さりげなく(?)担任の先生に聞いてみたら、先生方はそれぞれの下校班に分かれた子供たちを校門で毎日見送って下さっているとのこと。しかし、どうやら校門を出ると、子供たちはわ~っと走ったり、歩いたり、仲良しの子をみつけたり、わりと自由に帰っているような気配。先生も息子のことを、「クラスでも面白いことを言って笑わせてくれたり、心配するような様子はないですよ」とおっしゃる。

息子は転校して、いきなり大勢の子供たちの中に入り、最初はみんなの興味の対象となり、ちょっと遊んだりしていたのが一巡し、今はだんだんとウマの合う相手をみつけつつある時期なのかも。下校班は便宜上、学校で決められたグループだから、こんなものなのだろう。

毎週、コンスタントに友達と遊んでいるし、私の心配も杞憂だったのかも。今週も明日あさってと遊ぶつもりらしい。遊び相手には、よそのクラスの子や、友達の友達で知り合った名前の知らない子もいたりして、興味があう子供同士が自然と集まるのだろう。クラスや登下校班といった便宜上の枠組は関係ないのだわ。

*今はもう葉は落ちてしまいました。
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