「もしかして菅、無能?」

震災前から政治学の先生やら政治評論家などは、「政府が機能していない」ことを指摘していた。中には、菅政権は「統治せず」と言う人もいた。震災後、菅さんは「歩く風評被害」とか、「復興の一番の障害」とか、言われてきた。

「菅、有能」で検索すると、「もしかして菅、無能?」と出てくるという話があったけど、一般国民だけじゃなく、身近な人たちからも、かなりのことを言われている。ここまで人望がない人も、すごい! 鳩山さんのペテン師はともかく、私が民主党の数少ない良識派と思っていた桜井財務副大臣も、「人としてどうか」とまで言って、首相交代論は当然と発言した。

菅さんが自分の政治活動の原点として、ことあるごとに引き合いに出す市川房枝氏も、自らの秘書を呼び出して、「菅さんのことは信用していはいけません」と注意したという記述を本で読んだことがある。(『三宅久之の書けなかった特ダネ』) 市川氏の著書にも、菅さんが衆議院議員に立候補した際、カンパをした上で「自力で闘いなさい」と言ったのに、選挙戦では市川氏の名前をいたる所で使い、市川氏の支援者の名簿を持ち出したのか、その人達にカンパや協力を要請強要したらしいと書かれているそうだ。
同じく、当時を知るかつての盟友も、「結果が出ないとすぐに、『あいつが悪い』と人のせいにする性格が嫌になり、次第に距離を置くようになりました。『菅が将来、もし首相になったら日本人を辞める』という仲間が周りに少なくなかった」などと発言している。

ここまで言われると、逆にあっぱれだけど、単に性格が悪いにとどまらず、やっぱり菅さん、精神状態が普通じゃないと思えるきょうこの頃。地震発生直後からアドバイスをしてきた原子炉の専門家である佐賀大学元学長によれば、3月20日に電話してきた菅総理が、「提出されたレポートの技術的な意味がわからない」と言うので、「わからなくても、やるかどうか決断はできるでしょう?」と迫ると、異変が起こったそうだ。「私に厳しく言われてカッとなったようで、突然何事かわめき出したんですよ。ヒステリックというのを通り越して、ちょっと尋常ではない感じでした。日本語でもフランス語でもないような言葉を、早口で延々わめいているんです。ショックでした。日本の総理大臣がこんなことになっているなんて、思いもよらなかった」。(現代ビジネス 6月7日)

国会で「心ここにあらず」の状態で発言することが多いことも指摘したが、この前の金曜日も、「浜岡原発の停止」について質問された際に、「長浜は・・・」と答えていた。浜岡が、なんで長浜に・・・!? (まさかラーメン食べたかったとか!?)

こんな状態でも、総理の座にしがみつく執念だけは決して衰えないのはすごい。それだけ強い思いで、この国のことを思ってくれていたら、どれだけよかったか。でも政府が機能しないどころじゃなく、菅さん自身が人として機能していないんじゃないかと、本気で心配しています。

*息子は、きょうはテストの日。お疲れさん!
DSC02385

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です