デパートのスーツ売り場で。店員さん、それ逆効果です。

きょうも母たちは待ち合わせをして、お山のお寺に向かった。お勤めの合間にお堂から出てくる子供たちに会える時間があるからと。親たちの心配をよそに、子供たちはいたって元気そうだった。

なんでも昨晩は就寝時刻を過ぎても、枕投げなどして騒いでいたらしい。なのに今朝も、5時頃からごそごそ起きだしていたという。途中でエネルギー切れになるのではと心配だ。

さて心配といえば、4日の本番の日に私が着ていくものをどうするか・・・。お気に入りの洋服は、この季節の山上ではちょっと寒いかも。しかし、もうひとつのスーツは暑すぎるかも。当日の天候次第だが、いっそ、秋物のスーツを新調しておこうか・・・と、急遽、夫とデパートへ向かった。

悲しいかな、大きめサイズのコーナーにまっしぐらに向かう私。しかし、最近は大きめサイズのお店もなかなかおしゃれ。試着してみると、なるほど、うまい具合に私のおデブを隠してくれる。これはステキ!と、ちょっといい気分になっていたのだが、ここの店員さんが言葉滑らかにず~っと私に話しかけ、「お似合いですよ。じゃあ、これもちょっと着てみられては・・・」と、次々に衣装を持ってくる。フォーマルからカジュアルまで、それぞれコーディネートの提案もしてくれるのだが、私は最初に言ったはずだ。フォーマルな場所に着ていけるスーツを探していると。

私のきょうの目的は、それだけなのだ。なのに、彼女は私が最初のスーツを気に入ったのを見て、これもこれもとプッシュしてくる。あわよくば、一点余計に買ってくれるかも・・・とでも思っているのだろうか。一生懸命、褒めてもくれるのだが、その言葉さえ、もう不快に聞こえてしまう。

実は私は、そのスーツを買うつもりだった。いろいろ着まわしできて、損はないと思ったから。けれど、彼女との会話を苦痛と感じたときから、さっさとこの場を立ち去らねば・・・と考えが変わった。自分の服に着替えて、元のおデブさんになった私は、「これ、気に入ったけど、一応、ほかのところも見て回りたいので」と告げた。一瞬、こわばった(と私が思っただけ?)彼女は、「じゃあ、これ、とっておきますから、お名前を」と食い下がってきた。私は名前を告げて、二度とその店には戻らなかった。

客商売って、難しい(って、私が言うのもなんですが)。

*昨日のお山からの景色。一面、雲。
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