自衛隊の皆さん、ありがとう。

子供の春休み中で夫が動けるのが、この週末だけだというので、今朝早く、家族3人で車で広島に向った。父の様子を見に行くためだ。

途中で2回、休憩したのだが、どちらのSAでも災害派遣の任務を終えて帰還中と思われる自衛隊の方々の姿を見かけた。心の中で、迷彩服姿の隊員の方々に、「お疲れ様でした」とお礼を言った。

SAでは、東日本に向う人は西日本で給油しておくようにとか、災害派遣の車両に優先給油するといった注意書きが貼られ、トイレも節電のため乾燥機は使用不可となっていた。それでも、ここでは物資も普通に手に入るし、自衛隊を除けば、春休みの行楽旅行と思われる人たちでいっぱいだ。

老人ホームに到着すると、父はいつものように広い廊下を歩いていた。久しぶりなので、すぐにわかってくれるか不安だったが、声をかけると、昨日も会ったかのように、すぐにわかってくれた。母の名前を言うと、「●●さんは、はあ、おらんよ」と、これまたしっかりわかっていた。

ちょうど父は、現役時代の仕事の現場を歩いていたつもりのようで、その後は、現場の工事の様子をいろいろと話し続けた。なんでも線路が土に埋まって大変なことになっていて、その復旧作業をしているのだと。父は大好きな新聞も読めなくなったし、今では部屋のテレビもつけないので、東北の大震災については知らないはずだ。それに、私が知る限り、父が主に関わったのは、新たな開発や災害予防の工事で、災害復旧工事なんて聞いたことがないので、不思議な気がした。

広島は暖かくて、桜が咲き始めている。

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