触ればわかる、親孝行。

私は自慢じゃないけど、筋金入りの肩こりだ。そんな私の肩を、かつては夫がもんでくれた。ツボを熟知して、力加減もよく、そこら辺のマッサージ店よりよっぽど上手だった。しかし夫の私への愛情が薄れてきたのだろうか。最近は滅多にもんでくれなくなった。

代わりに私の強固なコリをほぐしてくれるようになったのが息子である。幼い頃も、たまに見よう見まねで肩もみをしてくれたが、その頃はまだ手に力も入らないので、殆ど効果はなかった。それでも、「ありがとうね、気持ちよかったわ~」とおだてていたのが、よかったのか。最近はネットで調べて、あちこちツボ押しをしたり、肩もみをしてくれる。すでに手も大きく、力も入るので、これがまた結構、効くのだ。場所によっては、「いた~い!!!」と叫んでしまうツボもある。私が痛がろうものなら、息子は大喜び。もっとツボ押しをしてくれる。これじゃ親孝行じゃなくて、親いじめ・・・なのだが、痛いツボ押しほど後が気持ちいい。

最近では、本当は勉強をしているはずの息子がほかのことをしていると、私はすかさずおねだりするようになった。「勉強しないんだったら、肩もんでよ!」

そのせいか、きょう久々に訪ねてきた整体師さんがおっしゃるのだ。「背中のあたり、いつもよりほぐれてますね」と。息子にもんでもらっていることを言うと、「これからも毎晩ちょっとでいいから、もんでもらったら、だいぶ違いますよ!」とアドバイスされた。

今後も息子をおだてて肩もみをしてもらいたいものだが、もしかして「肩もみするくらいなら勉強する!」と言われたりして・・・。ああ、ジレンマ!

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