6年半続いたニッポン放送の『ザ・ボイス そこまで言うか』が昨日、最終回を迎えた。私は関西在住のため、この番組をリアルタイムではなく、翌日の朝、ポッドキャストで聞くことがほぼ日課となっていた。エプロンのポケットにスマホを入れて、この番組を聞きながら家事などをすることが多かったが、私にとっては本当に有益な番組だったので終了は本当に残念。
いわゆる既存のオールドメディアの報道の偏向ぶり、いい加減さに辟易として、だいぶ前から新聞もとらなくなったし、ワイドショーもアホらしくて見る気がしない。食事の支度をしながらテレビのニュースをつけたりはするけど、朝は国際ニュースをチェックする。日本のテレビではほぼ報じられない世界情勢がざっとわかるから。あとはネットのニュースと、海外メディアのニュースの見出しをチェック。海外メディアも日本と同じく偏向ぶりが目立つけれど、それはそれでまた面白い。
といっても、どのニュースも時間をかけてチェックしているわけではないので、私にとっては『ザ・ボイス そこまで言うか』がとても有益だった。日々のコメンテータの切り口はもちろんのこと、時々呼ばれるゲストの専門的なお話がディープで興味深いことが多いのだ。そして、そんな有益なお話を引き出す司会の飯田浩司アナウンサーに私はいつも感心していた。聞き手がしっかり勉強して真摯に対峙するからこそ、ディープなお話が展開されるのだと思う。知識、情報が頭に入っていることはもちろん、相手の性格に応じて(!?)、相手に不快感を与えることなく、いい感じで深いお話を進めていく飯田アナ、聞いているこちらも変な安心感を持って聞いてしまう。それですっかりベテランのイメージがあったけど、実はまだ36歳。意外とお若いことにびっくり。
それにしても、番組の評価も高まり、ちょうど脂が乗ってきたところで突然の番組終了は本当に残念無念。飯田アナは朝の番組を担当されるそうなので、アナウンサーとしては昇進ということなのかも知れないけれど、良心的な公正なニュース番組が少ない今、ここで番組が消滅してしまうなんて。ニッポン放送の上層部(?)はどういうつもりなんだろう!?
来週から始まる『飯田浩司のOK! Cozy up!』(月~金:朝6時~8時)もポッドキャストで聞けるそうなので、私の家事タイムの楽しみが続くよう祈るばかり。ああ、でもひとつの時代が終わったみたいで、寂しいなぁ。