がん健診の憂鬱からの脱出by心配性の友人

先日の帰省時にも会った故郷の友人は、私の亡母に負けないくらいの心配性だ。長い間、母の面倒をみてもらったのだが、性格が母とよく似ていて、人がよくて、頼まれ事は断れなかったり、(私から見ると)ちょっとしたことを気にして不安に陥ったり、(私から見ると)今心配してもどうにもならないことでうじうじ悩む人なのだ。母と一緒で、そういう心配話を延々と話し、それを聞いた私が、「そんなことで悩むなんて、アホらしい。さっさと決断しなさい!」と活を入れると、「ああ、よかった。厚子さんに話して、すっきりした、本当にそうよね。厚子さんの言う通りよね」と喜ぶというパターン。母がいなくなっても、私、同じことをやってます。

その彼女がこの二年半、思い悩んでいることがある。健診で引っかかって再検査に行ったら、最初に引っかかったのとは別のところがおかしいと言われ、以後、何度も検査を受けた。何度やっても結果はグレー。そのため、今後何年かは定期的に検査に来るよう言われたのだ。

街中から田舎に引っ越した彼女は、車の免許もないため、検査の度に朝6時に家を出て、バスと電車を乗り継いで病院に行く。陰鬱な雰囲気の待合室で長時間待たされ、怒りっぽい医師に大きな注射針を刺され、もうこんな思いはしたくないというほど痛い思いをする。その医師が怖くて、毎回聞きたいことも聞けないのだが、先日は思い切って「結果がグレーでも、いっそ手術でとってください」と言ったのに、はっきりしないうちに外科には回せないと言われた。ああ、でも、こんな痛い検査を今後も定期的に受けるなんて嫌だ!!!

なので、どこか他の病院でセカンドオピニオンを聞いてみたい・・・と、連休中に彼女から聞かされたのだ。そこで今までの経緯をもう一度詳しく聞きなおし、私の同級生の医師に相談メールを出した。昨晩のことだ。すると今朝、もう返信メールが届いた。彼女の専門ではないので、彼女が信頼する専門医に聞いたところ、すぐに対応してくださるとのこと。あまりの速さにビックリ。

故郷の友人にすぐ連絡をすると、あまりのスピードに驚きつつも、その先生の病院に行ってみると即決した。今までの彼女ではあり得ない素早い決断に私もビックリ。彼女にとっては大きな一歩だったかも。

それにしてもデキる人って、何事もスピーディなのねぇと改めて感動。私も見習いたいわ~。

*連休前半、家族でお気に入りのパスタ屋さんに行ったのでした。癖になる生パスタ。
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