またも母の電話、そしてまたもムカデ

母はまだどうも納得できないらしく、今朝も8回電話を
してきた。知人が昼食を食べるところを見届け、いろい
ろ話をしてくれ、午後は主治医が来てくださって、少し
は落ち着いたようだけど…。

主治医に相談したら、部屋替えが原因か、身体的な原因
があるのか検査をした上で対応を考えるとのこと。本人
は宙に浮いた感じで、すべてがわからなくなってきたと
言うのだが、やさしく丁寧に説明すると、ああ、なるほ
ど…と納得してくれる。

私は母に対する態度が今まであまりやさしくなかったの
で、これをしっかり改める機会を今与えてもらっている
のかも。(つい最近も、私と話していると、口調がきつ
かった亡き姉と話しているのかと錯覚しそうだと言って
いたのだ。)

さてさて、次の仕事がくる前に、小さな仕事をいくつか
片付けておかねばならないのだが、そんな私の仕事場で
あるコタツに、またもムカデが出現。外が寒いから、暖
かいところに寄ってくるのね…。ああ、また別の不安要
因が!

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母がボケてきた?

実は数日前から問題が勃発している。入院中の
母がボケてきたのだ。春休み帰省の最終日に別
の階の一人部屋に移った頃から混乱が始まった
ようで、数日前から食事を食べたことを忘れて、
私や知人に「ご飯がこない」と電話してくるよ
うになった。近所の知人が病室まで行って話を
すると一応納得するのだが、それでもしばらく
するとまた忘れて電話をしたり…。

運動をしてはいけない体なので、ベッドの上で
寝て食べるだけの生活。しかも話し相手も殆ど
ない中で、突然の環境変化に混乱するのも仕方
がないのだが、その状況を本人がまだ受け止め
られないでいるのが不憫なのだ。

一応、次の食事の時間まで我慢して待つように
となだめるのだが、食べることが何よりの楽し
みだった人だけに、空腹感は辛いのだろう。
逆に言えば、お腹がすくほど元気になったのか。

私も気をつけなければ…と反省しきり。なのに
きょうも街の家の準備の途中に、ソフトクリー
ムを食べてしまった。ただし、LじゃなくMサイ
ズで我慢したけど。

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両親にしばしの別れ

きょうはいよいよ広島を離れる日だ。
朝から実家の掃除をしてゴミを捨て、近所の
税理士さんに書類をもらったり、母の世話を
してくださる方を訪ねたり。そこでついつい
長居をしてしまったが、不要となった照明器
具やカーテンをもらい、ラッキーだった。
(新しい街の拠点で使う予定!)

父を訪ねるとお昼寝中だったが、なんとか私
たちに気づいてくれた。意外としっかりして
いるではないか。

母を訪ねると、姿が見えない。今までの部屋
はお隣さんが亡くなられ男部屋となったらし
く、母は別の階の個室に移されていた。なん
だか前よりきれいだし、窓も見えるし、いい
感じ。

またしばらくのお別れだけど、何とか元気で。

*やっと外が見える!
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家族三人

昨晩ようやく夫が新幹線で広島に戻り、
久々に家族三人が集まった。きょうは
みんなで「五エ門」のお好み焼きを食
べ、母と父に会いに行き、いつものシ
ョッピングセンターで最後の買い物。

お土産に、広島のお酒を買い込みまし
た~!

夕方の呉港。
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人の命はわからない(続き)

私たちが帰省した翌日に、母の病室のもうひとりの方
が部屋を替わられ、新しい方が入っていらした。点滴
などをつけているけど、歌をうたっていらしたり、そ
んなに悪いようには見えなかった。

ただ、夜になると痛いと唸っていらしたようだ。昨日
の夕方も胸を叩いて痛いと言ってらしたので、看護士
さんを呼びに言ったのだが、ずっとその状態が続いて
いたようで、どうすることもできないのだと言われて
しまった。仕方ないので、「今はその痛みをとる薬も
ないみたいです…」と、私も気休めのような言葉をか
けるしかなかった。

で、きょう病院に行くと、仕切りのカーテンが閉めら
れ、奥から若い女性の涙声が聞こえてきた。そのおば
さんが亡くなられたようなのだ。

う~ん、かなりショックだ。人の命はわからない。肝
に銘じて、帰ってきた。

*この間みつけた公園の桜は、まだ五分咲き。
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人の命はわからない

私が帰省していることを知り、高齢の伯母たちから次々と
電話が入った。母よりずっと元気だった高齢の親戚が突然
亡くなったとか、別の親戚が病気になったとか、そんな話
ばかりだ。電話をくれる伯母たちはそれぞれ元気にやって
いるが、それでも互いの顔を見に行けるような状態ではな
い。

と思えば、母とこの間まで同室だったおばさんも突然亡く
なったという。母に比べて、とっても元気そうだったのに。
本当に人の命はわからない。

両親ともに、こみいった話もできなくなり、衰えていく姿
を見るのは悲しいけれど、それでもふたりとも痛いところ
があるわけでもなく、毎日よく眠れるらしいので、幸せな
ことだ。

私もちょっとお手伝いさせてもらったDVDブックが届いた
のだが、そのエッセイに「幸せは自分の心次第」という言
葉がある。私もこれが昔からの口癖だった。幸せはやって
くるものではなく、自分で作るもの。幸せだと思えば、幸
せになる。

その幸せを味わうために、もう少し、仕事がんばるのだ!

*宅急便さんに転送してもらったDVDブック。便利な世の中だ。
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お好み焼き!

これから数日、まだまだ仕事にがんばらなくては
いけない。昼食後に家を出て、子どもを塾に送り、
待ち時間に少し仕事を進め、夕方は母と父の顔を
順に見に行く…というのがほぼ毎日のスケジュー
ル。それが終わると夕飯の時間になるのだが、
きょうは買い物も兼ねて、近くのショッピングセ
ンターへ。

すでにお腹が空き空きだったので、息子とふたり、
フードコートに駆けつけて、お好み焼きを注文し
た。考えていることはふたりとも一緒だったのだ。
月曜の夕方のフードコートは、かなり空いていた
ので、息子はお好み焼きができる様をかぶりつき
でじ~っと観察。

久しぶりに食べる広島のお好み焼き。おいしかっ
た~! 仕事もがんばるぞ~!

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とんぼ帰り

今朝は父を母の病院まで連れて行き、夫婦が久々の再会を
果たした。父はいたって顔色がよく、母も前より状態が安
定して、半年前に比べて驚くほどだ。

午後は息子が楽しみにしていた塾の春期講習の初日。大好
きな院長先生と再会したのだが、もうひとりの若い先生が
異動となり、代わりに年配の先生になっていた。生徒の数
も増えて授業前から賑やかで楽しそうな雰囲気!

それが終わると、そのまま駅に直行。実は明日から一泊二
日で合唱団の大会に参加するため、息子と夫は今夜、新幹
線で自宅に戻るのだ。夫は仕事のため、そのまま自宅に残
り、息子は大会終了後に新幹線で再び広島に戻る予定。

きょうと明日の二晩、私はひとりで過ごすのだが、結局、
篭って仕事となりそう。

ちなみに、昨日の悩んでいた男性は、息子を広島から出す
ことにしたと、先ほど夫に電話してきたそうな。よかった、
よかった。

*昨晩は結局、従姉に会いに行き、ついでに彼女の勤務先
 の酒屋に連れて行かれた。
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世間は狭い!

午前中に自宅を出発し、車で広島へ向かった。降り続く
雨が兵庫県でみぞれになり、岡山県で曇り空が少しずつ
明るくなり、広島県に入ると晴れてきた。やはり。瀬戸
内は晴れてるのが当り前のような地域なのだ。

道路もすいてスムーズだったので、実家に帰る前に母の
病院にも父の老人ホームにも立ち寄った。父の老人ホー
ムの駐車場に車を停めたら、一緒に入ってきた車から見
知らぬ男性が下りてきて、夫に話しかけた。私と息子は
先に父の顔を見に行ったのだが、夫はなかなかやって来
ない。とうとう息子に呼びに行かせて事情を聞いてみる
と…。

その男性の長男さんが私たちの暮らす県の大学に合格し
たのだが、その大学のことも地域のこともよく知らない
男性は、やはり息子は広島の大学に行かせるべきではな
いかと、入学金納付期限が翌日に迫る中、悩みに悩んで
いたのだと。そのとき目の前に、その県のナンバーの車
が走っているのを見て、「地元の人の話を聞きたい!」
と思わず後ろをつけてきて、話しかけたのだという。
「仕事の途中なので夜にお電話してもいいですか?」と
男性が夫に渡した名刺を見ると、実家のすぐ近くのとあ
る上場企業の方だった。

実は私の従姉と、それからまた別の従姉の旦那がそこに
勤めているのだ。名刺の男性は、従姉の採用時の面接を
担当された方で、しかも別の従姉の旦那とは自宅が近所
の上に、同じスポーツ活動の仲間であることが後に発覚。
もちろん従姉自身も、よく知っている方だった。

なんとまあ、世間は狭い。従姉に事情を話すと、「●●さ
んに言うてあげんさい、何、悩みよるんね、バカタレ!」
と一喝。よりによって、うちに声をかけるなんて「これ
は幸か不幸か、どっちだったんだろう?」と息子が何度
もつぶやいていた。

結局、夜に改めて夫が電話で話したのだが、●●さんはま
だ迷っていたらしい。

*高速道路から見た瀬戸内工業地帯。
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近所のよしみ

今朝、母から電話があった。思いのほか元気そうな
声で安心した。昨日、昔のご近所さんがお見舞いに
来てくださったそうだ。

実はこの方、私が子供の頃のピアノの先生。昔、我
が家が暮らしていた集落のご近所さんで、母たちが
引っ越してからも、たまにお喋りに来てくださって
いたらしい。去年から何度か機会があるたびに実家
に寄ってくださったらしいが、いつも留守なので、
とうとう下の事務所の方に訊いてくださったようだ。

それですぐに私に電話をくださって、今度病院まで
顔を見に行くわ…とおっしゃっていたのだが、本当
にすぐにお見舞いに行ってくださったのだ。車を運
転しない人には不便な場所なのだけど…。

思えば、子ども時代に暮らした集落は昔ながらのお
付き合いがしっかりあった。場所柄か時代のせいか
…恐らくは時代のせいだろう。当時の顔馴染みのご
近所さんは故人となった方も多く、いまあの集落に
行っても知っている人はごくわずかだろう。

いま私たちが暮らすこの集落には、昔ながらのお付
き合いがまだ残っている方だろうか? きょうも近
所の友達が仕事帰りに本を借りに寄ってくれて、し
ばし立ち話をしてしまった。

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