社会的使命

DSC04192 実は昨晩も息子のリクエストで生パスタ屋に行ってしまった。夫の帰りが遅くなるとわかっていたので、息子の方から行きたいと言い出し、前から約束していたのだ。ところが、昨日は帰宅するなり息子は日ごろの疲れが出たのか、おやつを食べたらそのままソファで寝てしまった。「塾のある日は睡眠不足になりがちだから、きょうくらいは大目に見てやろう」とそのままにしていたのだが、夕方になって目覚めた息子は自分で自分に大激怒。涙を流して悔しがるではないか。

その日のうちに宿題を済ませるという計画が狂ってしまい、これではもうパスタ屋には行けないと泣きながら、机に向かう息子。「せっかくだから行こうよ」となだめると、「どうしてお母さんは起こしてくれなかったんだ」と八つ当たりして、「行くならお母さんひとりで行って。僕はカップラーメンを食べる」と言い出す始末。「うわ~、3歳の頃とまったく変わらないなぁ」と内心おかしくなって、思わず吹き出してしまった私。まだまだ子供だな~。

結局、1時間ほど勉強して、予定をだいぶ遅れてパスタ屋に向かった。こんな時間でも結構お店はいっぱいだったが、どうやら私たちがこの日最後のお客となった。この頃にはもちろん息子も上機嫌となって、塾や学校の話をいろいろ教えてくれた。ああ、よかった~!!

実はきょう、息子と同じ保育園に行っていた少年が不登校になっていると聞かされた。よくよく調べたら、何年も前から校内のワルにいじめられていたらしい。家庭環境が複雑なこともあり、すぐに家族に相談できないまま自分ひとりで抱え込んでいたのだろう。優しい子だから、周りの大人に心配かけないよう気遣っていたのかも。そんな彼の世話をしている私の友人は、世間的には成功をおさめ、多くの人に癒しを与えている。なのに家庭内ではこういう問題を抱えているとはなんと皮肉なことだろうか。きっと彼女は大きな社会的使命を与えられた人なのだろう。そういう人の家族は多少の犠牲を強いられるのかも知れない。

それを思うと、我が家はなんと平和なことだろう。夫と子供がいてくれることが一番の幸せだ。

*でもって、ついでに昨晩はデザートまで食べてしまいました。(いつもは我慢していたのに・・・)
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お母さんは知らない

先日のママ友とのお茶会で、女子の間では複雑な人間関係など、いろんな悩みがあることを知り、わが息子も私にいちいち喋らないだけで、実は問題を抱えていたりはしないだろうかと想像を膨らませていた私。きょう息子が帰宅するなり、おやつを口にしながら、ふとこう言った。

「お母さんは知らないだろうけど・・・」。
そしてまた、おやつを食べ続ける。

「え、なに? なんのこと?」と尋ねても、息子はまだもぐもぐと食べ続ける。その間、私の頭の中ではいろんな妄想が・・・。実は学校で友達とトラブっているとか? 何か嫌なことでもあったのか?
「ねぇ、なんのことよ? 言いかけたことは、ちゃんと言ってよ!」とイラつく私。

「いやぁ、お母さんは知らないだろうけど・・・鎌倉幕府の第八代執権は北条時宗なんだよ」。
なにぃ~、北条時宗だと~!? がくっ! なんじゃぁ、そりゃぁ・・・。
と思っていたら、その後も「お母さんは知らないだろうけど・・・」と、社会や理科の豆知識をひけらかす。う~、腹が立つ~。でも確かに私が知らないことだらけで(いや、学校で習ったはずだけど、すでに忘れてる!)言い返せない。悔しい!

さて夜になって、録画していた『なんでも鑑定団』を家族3人で見た。鑑定品はガンダーラの仏像。ガンダーラ美術の解説が始まると、いきなり夫が「ガンダーラ、ガンダーラ」と歌い出し、説明がちゃんと聞こえない。「ちょっと、聞こえない!」と言うと、夫は面白がっていっそう声を張り上げて歌いだした。「もう聞こえないじゃない! やめてよ~」と怒鳴ると、息子が冷静に一言。「お母さんの声の方がうるさい!」

確かに。またぐうの音も出ない私。悔しい! 何が悔しいって、息子がまるで夫に助け舟を出すかのように私を制したことだ。最近は男ふたりで結託して、私をいじめるのだから。それで私が激昂すると、ふたりは決まってこういうのだ。

「う~ん、ほんものだ(笑)!」

もう~、私の偽者がいるなら呼んで来いっ!

*近所のママ友にもらった薔薇!
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妄想くん(つづき)

うちの妄想くん(息子)はこのところ暇があれば、パソコンのキーボードを叩いている。今までは検索専門だったのに、私がワードの使い方を教えたせいで、頭の中の妄想物語を文字にしているのだ。現在、構想を練っているお話が3つあって、断片的な情報は教えてくれるのだけど、実際の文章は読ませてくれない。

それできょう、息子が学校に行っている間にこっそり読んでやろうと、息子のパソコンに電源を入れてみたのだが・・・がーん、敵もさるもの、しっかりロックしてあった。

結局、夜もふけてから夫に頼んでロックを解除してもらい、ふたりで読んでしまった。(息子よ、ごめん!)ハリーポッターもどきと、まだ内容はよくわからないサラリーマン小説と、近未来的妖怪小説(?)のようなもののアイデアやプロローグが書き綴られていた。あまりの妄想爆裂ぶりに夫とふたりで苦笑。あいつの頭の中には、こんなことが渦巻いているのか~。それはさぞかし楽しいことだろうと思う。

「こんなんでええんか、受験生!?」とも思うけど。

*夫が大量のグリーンピースをもらってきた。おいしい!!!
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老父の不機嫌の理由は?

週末は子供の塾でつぶれることが多くなり、広島に帰省する時間がとれなくなっている。今週末は私がひとりで帰ろうと思っていたが、急遽、夫が日帰りで帰ってくれた。実家の電話やインターネットの解約手続きをするためだ。もちろん父の顔も見に行ってもらったが、今回も父は不機嫌だったらしい。いまだに仕事が頭から抜けていないので、なにやら仕事のことで文句を言い続けていたとか。

前はいつも穏やかな顔をしていた父が、最近はいつも不機嫌そうにしているのが心配だ。微妙に体調が悪いんじゃないかと思うから。自分の経験から、不機嫌の原因はだいたい「体の不調」、「空腹」、「眠気」の三つに尽きる。父は空腹や眠気くらいでは不機嫌になる人ではなかったので、やはり体が不調なのかも。介護の本によれば、便秘のせいで不穏になる方は多いらしい。

ともかく、日帰りで広島に行ってくれた夫に感謝。私が子供の頃、大好きだったお菓子までお土産に買って来てくれた!

*実は広島ではなく松山のお菓子「母恵夢(ぽえむ)」!
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ネット世代

昨日きょうと同世代の女性と会って、いろいろお喋りをした。どちらも私より早くに結婚されているので、お子さん方もすでに大きい。いまどきのネットを駆使する世代だ。そのお子さん方からお母さん方は素朴な質問を受けたという。

「ロート製薬に反日女優を起用するなと抗議に行って、竹島はどこの領土ですかと尋ねた人が、どうして逮捕されたのか? いったいなんの罪なのか?」と。テレビのニュースでは都合よく編集され、都合のいいコメンテーターの印象操作が行われたのかも知れないが、いまどきのこの世代はテレビのニュースは見ていない。YouTubeの編集なしの映像を見て、不思議に思っているらしい。「役所に押しかけて、強行に反原発を主張する人は逮捕されないのに、こっちは逮捕されるのはなぜ?」という素朴な疑問らしい。生保受給問題もネットではずっと話題になっていたのに、テレビなど大手マスコミの反応はものすごく不自然だ。

うちの息子も、学校や塾の友達との会話からいろんなネット情報を検索して、最近ではロスチャイルドやらロックフェラーにやけに詳しい。「お母さん、“騒音おばさんの真実”って知ってる?」、「明治天皇替え玉説があること、知ってる?」などと聞いてくる。「あんまり変な方向にいかないでくれよ。ネットにはデマもいっぱいあるから鵜呑みにする
なよ」と注意しているが、テレビなど大手マスコミの報道を鵜呑みにしないということは肝に銘じているらしい。

簡単には騙されない若い世代に期待したい。でもうちの息子はちょっと心配。(目を光らせておかねば!)

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触ればわかる、親孝行。

私は自慢じゃないけど、筋金入りの肩こりだ。そんな私の肩を、かつては夫がもんでくれた。ツボを熟知して、力加減もよく、そこら辺のマッサージ店よりよっぽど上手だった。しかし夫の私への愛情が薄れてきたのだろうか。最近は滅多にもんでくれなくなった。

代わりに私の強固なコリをほぐしてくれるようになったのが息子である。幼い頃も、たまに見よう見まねで肩もみをしてくれたが、その頃はまだ手に力も入らないので、殆ど効果はなかった。それでも、「ありがとうね、気持ちよかったわ~」とおだてていたのが、よかったのか。最近はネットで調べて、あちこちツボ押しをしたり、肩もみをしてくれる。すでに手も大きく、力も入るので、これがまた結構、効くのだ。場所によっては、「いた~い!!!」と叫んでしまうツボもある。私が痛がろうものなら、息子は大喜び。もっとツボ押しをしてくれる。これじゃ親孝行じゃなくて、親いじめ・・・なのだが、痛いツボ押しほど後が気持ちいい。

最近では、本当は勉強をしているはずの息子がほかのことをしていると、私はすかさずおねだりするようになった。「勉強しないんだったら、肩もんでよ!」

そのせいか、きょう久々に訪ねてきた整体師さんがおっしゃるのだ。「背中のあたり、いつもよりほぐれてますね」と。息子にもんでもらっていることを言うと、「これからも毎晩ちょっとでいいから、もんでもらったら、だいぶ違いますよ!」とアドバイスされた。

今後も息子をおだてて肩もみをしてもらいたいものだが、もしかして「肩もみするくらいなら勉強する!」と言われたりして・・・。ああ、ジレンマ!

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大阪のデパートは気が早い!

きょうも息子は朝から塾に出かけた。ちょっと前に関西のローカルニュースでデパートのお中元売り場を紹介していたので、きょうは息子の塾の時間にあわせて夫と一緒にデパートに行って、みんなで一緒に帰ろうかな・・・と計画したのだが、息子から「迎えに来なくていい」とあっさり拒否された。同じ小学校から通塾する友達がお休みだから、ひとりで帰るのも寂しいだろうと思ったのに、よく聞いてみると、途中まで一緒に帰る仲良し君がいるらしい。

それならと、息子の塾とは関係なく、久々に夫婦ふたりでデパート(@京都)に出かけた。珍しく電車に乗って。私はおデブ用の夏のパンツも買いたいし、夫は帽子が欲しいという。ついでに「お中元の手配もしよう!」と思ったのだが、受付で聞いてみると、「お中元売り場はまだありません」とのこと。そうか~、私がニュースで見たのは大阪のデパートだったのだ。「なんとまぁ気の早い」と思いながらニュースを見たのだが、それほど気が早いのは大阪のデパートだけだったのだ。そりゃ、そうだよね~、まだ5月だもの。

というわけで、私のおデブパンツと夫の帽子&パンツを買って、お茶をしてから本屋を回って帰途についた。息子のお陰で、久々のデート気分を味わえましたわ。

*京都駅は人が多い!
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学校見学

きょうは息子の志望校の学校見学に行ってきた。3年前、友人に誘われて行った文化祭があまりに楽しくて、「こんな学校に行きたい!」と言い出したことから、街の家に引っ越して塾に通い始め、いまもこの学校を目指して勉強している息子。成績はまだ合格圏には程遠いのだが、本人は到って楽観的というか、ほかの学校には目もくれず、この学校だけを目指しているようだ。

なので、息子はその後もこの学校の説明会に足を運び、塾主催のこの学校での模試も受け、きょう再び塾主催の学校見学にやって来た(私も!)。 残念ながら、楽しみにしていた去年の文化祭は行事と重なって行けなかったのだが、本人はここの生徒となって文化祭に参加することを夢見ているのだろう。

さてきょうは、いつも一緒に通塾している同じ小学校の友達母子も一緒だ。現地に到着すると、保護者と子供に分かれて、先生のお話を聞いたあと、引率されて学校の施設を見学して回った。遠目に観察すると、わが息子は引率の先生にぴったりとくっついて一番前を歩き、待ち時間には先生に軽口でもたたいているのか、頭をちょんとつつかれている。「あの~、こういう時はさぁ、成績の悪い者はおとなしく、控えめにしておいた方がいいんじゃないの?」と心の中で息子に毒づく私。私なんて、列のいちばん後方で静かにしてるっていうのに。

やがて玄関を出て解散となり、息子の姿を探していたら、ある母子と話していた。そこに行くと、そのお母さんが「子供の話によくお名前が出るもので、どのお子さんかしらと思って、子供に聞いて、いまお話していたところなんです」と挨拶された。「それはどうも・・・いつもお世話になってます」と焦る私。「うちの子が迷惑、かけてませんか?」と尋ねると、おとなしそうな美少年が無言でううんと首を横に振った。

その母子が立ち去ったあと、息子に「で、あの人は誰なの?」と尋ねると、「●●だよ」との返事。「あれ、それってバレンタインデーに義理チョコをくれた子じゃなかったっけ?」と思い、「でも●●さんて、女の子でしょ?」と聞き返すと、息子が「そうだよ。ええ~、もしかしてお母さん、●●のこと、男だと思ってたの~?」と大声をあげる。しっ! しっ! しっ~!!!

私が美少年と思っていた子は、実は女子だったのだ。なんと失礼な勘違いを・・・(聞こえてないと思うけど)。
それにしても、きょうのわが息子のなんともまぁ生き生きとした姿にあきれるやら、恥ずかしいやら。そりゃ、塾は楽しいだろう・・・と納得。これでちゃんと当初の目的も果たしてくれたら、ありがたいのだが。

*近所のママ友が潮干狩りに行ったとのこと。久々にあさりのスパゲティをいただきました!
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小学校の先生の問題行動

きょうは小学校の授業参観&PTA総会。実はこの間から、近所のママ友が気にしていることがある。子供たちの話から、よその学年の担任にちょっとした問題行動があることが判明したのだ。しかし、「誰に相談すればいいのかわからない」と言うので、「直接、校長先生に話した方がいいのでは?」と提案したところ、「ついて来てほしい」と言われ、今朝はちょっと早めに家を出て学校に向かった。問題行動については、彼女がリサーチした上で説明するので、私は証人として、その場にいてほしいということだった。

今年度から新しくこの学校にいらしたばかりの校長先生は、学校の改善・改革に意欲的に取り組んでいるという噂を聞いていた。だからこそ、「校長先生に相談しては?」と提案したのだが、なるほど、私たちのアポなしの突然の訪問にもてきぱきと対応して下さり、話が進むにつれ表情を変え、真剣に聞いて下さった。とりあえず、問題の先生には直接、話してみるとのこと。

それですぐ解決するかどうかはともかく、意欲的で行動力のある先生であることは感じ取れた。(今までと違う・・・といろんな人が言ってた通り。)やはり組織って、トップが変わると、がらりと変化するものなのだ。リーダーって大事なんだなぁと改めて痛感。

しかし、この国のリーダーは何回変わっても、ダメなのはなぜ・・・。

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やればできる!

この前の日曜に、毎月恒例の塾の実力テストがあった。6年生になると、この成績によって、今後、受講できるコースが決まる。息子はこのところ算数が悪かったので、今回は気合を入れて臨んだ模様。答え合わせはすでに済んでいるが、全体の平均点によって成績が決まるので、成績表が返ってくるまではドキドキもんである。6年生になると一気に問題が難しくなって、全体の平均点も5年のときには考えられないレベルまで下がっている。先日も、息子は自己最低点で自己最高偏差値をとったばかりだ。

さて、今回の成績表を息子が今夜、持ち帰った。見てみると、気合を入れただけあって、算数の成績がぐんと上がった。「すごい! これでお前は最強だ!」と思って、よく見ると、いつも一番成績のいい国語がなぜか前の算数並みに下がっている。ああ、こちらが上がれば、あちらが下がる。世の中、そんな甘くない。

しかし、「国語だけはいつも安定した好成績だったのに、いったい何を失敗したのだ!?」と調べてみると、敬語の問題を殆ど落としている。「ほ~ら、お母様に対して、いつも丁寧な言葉を使っていないからだ! 今度からお母様には正し敬語で話しなさい!」と、なぜか勝ち誇ったように言ってしまった私。大人気なかったと、あとで反省。

いや、本音では今回はよく頑張ったと思っているのだ。引き続き、この調子でよろしく!

*実はこの前の土曜日、夫がいないのをいいことに、また息子と生パスタを食べに行ったのでした。
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