湖畔で井戸端会議

街に越して来て、息子は合唱団の練習に電車で通うようになったのだが、きょうは珍しく私が迎えに行くことになった。久々に山の家に戻るためだ。

せっかくなので山のママ友に声をかけ、久々に合唱の待ち時間に湖畔のカフェで井戸端会議をした。みんな、少しでも収入を増やす努力をしながらも、なるべく子供と時間を過ごせるように考えている。

私もそろそろ仕事に力を入れないと。息子も塾に通う決心をしたようだし。私もしっかりサポートできるよう、覚悟しなきゃ。

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正倉院展

母の四十九日がすんだら奈良の伯母を訪ねると約束していたのだが、それをやっときょう果たすことができた。母が亡くなったことで、六人兄弟でただひとり残ってしまった伯母は、このところ毎回、電話口で泣くのだ。「いちばん末の妹が先に逝ってしまって…」と。

80も後半に入った伯母は、一軒家でひとり暮らしの心細さもあり、普段から私に遊びに来いというのだが、実は私よりも息子や夫に会いたいようだ。息子を孫代わりに可愛がり(?)、私と違ってやさしく話を聞いてくれる夫にあれこれと相談をして、愚痴りたいのだ。そして、毎回、これでもかというほどの食べ物をお土産に持たせてくれる。

さらに姪である私には、タンスの肥やしとなっている洋服が大量に手渡される。高齢の伯母が、やけに派手で上等な衣類を山のように持っていることに驚きつつ、とても私の趣味ではないけれど、一応、サイズが合うので、ありがたくもらって帰る。(あとで派手好みの友人に回すことも…)

今回も大量のお土産をもらい、「正倉院展に行くから」と夕方前に伯母宅をお暇した。雨も本降りになってきたし、夕方だし、そろそろ空いているだろうと奈良国立博物館に向かったら、まだまだ混んでいて入館まで30分待ち。日曜は閉館時間が延長されていることもあって、入場者の列はその後もずっと続いていた。

慣れない人ごみにちょっと疲れたけど、初めての正倉院展はとっても面白かった。紙の書類や、織物や木製品をはじめ、数々の宝物がこれほどきれいな状態で残っているなんて、日本はすごい国なのだ…と改めて感動した。(正倉院展のチケットを送ってくれた友人に感謝!!)

*山の集落でさんざん鹿害に悩まされたので、鹿を見ると思わず敵愾心が…。
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斎場のおじさまはライダーだった

今朝はゆっくり朝寝坊できると思っていたら、息子が「お母さん、報道2001が始まるよ」と起こしに来た。おっ、ゲル(石破さん)が出てると思って見ていたら、石原都知事が漁船の衝突事件について、複数の政府関係者から「海に落ちた日本の乗員を中国側がモリで突いた」と聞いたと発言。だからビデオを公開したらいい、メディアもしっかりしろと。これを聞いて、眠い目がぱっちり醒めた。

本当なら夫もきょうはゆっくりしたいところだろうが(昨日も仕事だったから)、夫は朝から職場に出かけた。母の葬儀でお世話になったホールの支配人さんが、趣味のサークルの皆さんと今朝、夫の職場を観光されると連絡が入り、案内に出かけたのだ。

品のいい、年配のやさしいおじ様のイメージの支配人さんだったが、実は趣味というのがオートバイのツーリング! 支配人さんのバイカー姿を、私も見てみたかったかも。こうやってまったくの別世界に没頭して、また明日から仕事の世界に戻っていかれるのだなぁ。

*昨日の帰り道にみかけたパラグライダー。
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小さな偶然

昨夜遅くに山の集落のママ友から、明日のパートが突然キャンセルになったからとランチのお誘いがきた。整体がお昼前くらいに終わる予定なので、OKの返事をしたものの、よく考えたら車がない。結局、整体師さんの車で約束のレストランまで送ってもらった。(すみません!)

実はこのお店、かつては手作りの張りぼてが名物のコンビニだった。そこが閉店となり、手作りパスタとチーズケーキのお店に生まれ変わっていたので、一度行ってみたいと思っていたのだ。ところが12時前に到着すると、駐車場もテーブルもいっぱい。幸い私たちは一番最初の待ち客となったので(車を駐車できず、諦めて去って行った人たちも多数)、わりとすぐにテーブルに案内された。

本当に久々に会ったものだから、思わず私たちのお喋りも熱が入る。と、私たちのあとに案内されたグループのひとりが私に会釈された。おおっ、街の家のお向かいの奥さんだ! 実はこの方とは、先日もママ友とのランチで訪れたレストランで出会ったところ。私、街に越してきてから、ママ友とランチに出かけたのはこの二回きり。その二回とも、お向かいの奥さんと出会うとは!! 最近はほんとに小さな偶然が多いのだ。

久々に会ったママ友からは、パートの愚痴や、今後の子供の進路についての悩みなどを聞いた。大変な状況ながら、めげずに前向きに進んでいる様子に頭が下がる。食後は、山奥での暮らしのために、灯油を大量に買い込む姿を見て、そのたくましさに惚れ惚れ。(細い体で、灯油の20リットル容器を軽々と両手に持って車に運ぶのだ!)

その後さらに、「スタッフ募集してたから、見に行かない?」と、新しいパート先候補としてうちの近所のカフェにはしごしてしまったのだが、私も彼女くらい動かなくちゃ!

*二軒目のカフェ。
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夜の散歩

さすがに朝晩は涼しくなってきた。
デブは罪…と言っていた私に、夕飯後、夫が「学校まで歩いてこよう」と声をかけた。ええ~!?と思ったけど、これまでの自分の言動を振り返って断るわけにもいかず、しぶしぶ出かけることに。息子はさっさとお風呂に入って、自室で大好きな本を読んでいる。

外に出ると、風もそよいで、かなり気持ちいい。息子の登校ルートをたどりながら、周囲の住宅拝見。比較的新しくて、個性的な家が多く、見ていて飽きない。

この時間に犬の散歩やウォーキングをしている人も時折目につく。公園では高校生のカップルも! 

山の家ではなかなかできなかったお散歩。(この夏は熊が出たため、夜間に出歩かないようビラが配布されていた!) これから習慣となるでしょうか…!?

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でぶっちょは罪

日曜の朝を家族3人でのんびり過ごした。のどかで平和だ。
明日一日でおおまかな事務手続きを終えるため、私は今夜中に広島に行くことを決め、午後から3人で買い物を兼ねて京都駅へ。

ちょっと早めの夕食をとろうとカジュアルな雰囲気に見えたレストランに入ったのだが、さすが京都駅だけあって、お勘定をしてみるとけっこう高かった。ま、たまにはいいか。

明日の朝食用に大好きなアンデルセンのパンを買って、夫と息子と別れ、ひとりで新幹線に乗り込んだ。私の隣の席にはすでに先客あり。私よりデブな中年男性が、靴を脱いで携帯をいじってる。

もしや足が臭かったら…と心配したけど、これはセーフ。でも、でかい体がはみ出してるので、私は反対側に寄って小さくなる。(つーても、私もデブだから多少無理がある。)おっさんの太い腕の肉が私の領域まで、せりだしてるんだよね~。しかも悪いことに、おっさんがその場で携帯電話で小声で話す内容からして、私と同じ広島まで行くらしい。

京都から広島まで、無理して小さくなっていたもんだから、体が痛くなってしまった。デブって迷惑…。(と自分にも言い聞かせる。)

*京都駅のレストランで。息子は「ぬらりひょんの孫」を貪り読む。
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忍者を求めて

昨晩のNINJAレストランに続き、きょうは東映太秦映画村で忍者ショーを見た。他にも、お化け屋敷や仮面ライダーのショーなど、子どもも大人も楽しめた。映画村なんて、高校の修学旅行以来!(暴れん坊将軍を撮影中の松平健の写真を撮ったことを覚えてる!)

一方、母の世話をお願いしている友人が、メールで母の様子を知らせてくれた。あんなにおむつは嫌だからとがんばってトイレに立っていた母が、きょうからおむつになり、「楽になった」と言っているらしい。心電図も看護士さんがチェックしているようで、日に日に弱っている感じだ。

ここ20年弱、私よりずっと長い時間を母と過ごして世話してくれている友人が、結局最後まで母のそばにいてくれることで、母も私も心強い。私に比べて、本当にやさしくて、よく気がつく彼女には感謝しても、しきれない。

映画村でも母のことが気になる私に夫がかけてくれた「あなたも十分、親孝行してきたよ」の言葉に、ちょっと救われたけど、母があまりつらい思いをしていないよう、ただただ祈るのみ。

*映画村の水戸黄門パフェ!
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文殊楼

大雨警報が出る中、近隣県から友人一家が比叡山にお参りにいらした。娘さんのときにご利益があったからと、受験生の息子さんが文殊楼にお参りしたいとのこと。夫に案内を任せ、私と息子は合唱の練習後に合流した。

実は、月末締めの仕事に修正が発生したため、私は合唱の練習の待ち時間に必死で作業。ああ、目が疲れるぅ…。肩がこるぅ…。

この間から何度も行って、お気に入りになってしまったカフェで友人一家とランチをして、お喋りもしてストレス発散! 修正作業は夜までかかってしまったが、たぶん、これで大丈夫(のはず)。

明日こそは、本格的に休んでやる~!!!

*息子がデザートに選んだスコーンセット!
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ママの溜まり場

DSC01446 やっと息子も登校し、私も明日締め切りの仕事のメドがついたので、きょうは前からの約束のランチに出かけた。相手は夫の同僚の奥様。彼女はほぼ社宅状態に近い環境に暮らし、しかも現在、ご主人は単身赴任のような状態。ある程度の距離を置きながら、内輪の事情も知る私に、たまにグチ(?)を吐き出したいようだ。

きょうはうちの街の家からもわりと近い大学内のカフェに行った。おしゃれな山のレストランが経営するカフェで、オーガニックのおいしい料理が手ごろな値段で食べられ、一般客にも開放されているのだ。

11時半に入り口に行くと、すでに行列。しかも殆どが子連れの若いママさんたち。いくつかのママさんグループが大挙して来てるようだ。たまたま当たり日だったのか? 同僚の奥様は、その中に知り合いをみつけて挨拶している。娘さんの幼稚園時代の同級生のママさんらしい。と、私も知った顔をみつけてしまった。町の家のお向かいの奥さんだ。あら~!と、ご挨拶。

なるほど、ここはこの辺りに暮らすママさんたちの溜まり場なのだな。

店内は広く、食事はゆったりと楽しめたが、同僚の奥様の話はけっこう深刻なものも。しかも、彼女はどこのお店に行っても、用心深いのか、癖なのか、肝心の話になると異様に声を潜めるのだ。思わず身を乗り出して、「え? え?」と聞き返してしまう私…。街の生活では「声を潜める」必要があるのかな!?

*デザートまで食べてしまった! ブルーベリームースのロールケーキ!
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演劇鑑賞

日頃、学校からいろんなイベントのチラシをもらうのだが、先日、息子が初めて「これに行きたい」と言うので買った演劇のチケット。その公演が昨晩あった。昨日も学校を休み、本人も「劇場に行けるかどうかわからない」状態だったが、夕方になって元気になったので、ふたりで行くことになった。(夫は送迎係!)

何年か前に孫悟空のミュージカルを見に行って以来の舞台体験。このところ「怖い話」にはまっている息子は、タイトルが怪談ぽいという理由だけで行きたかったらしいのだが、実際は怖い話ではなく、ところどころに笑いを交えながらの心温まる物語だった。

息子も十分楽しんだようだ。熱も出ず、咳も出ず、最後になぜか鼻血を出して、やっと食欲も出たからとパスタを食べて帰宅した。

とはいえ、きょうは喉の調子が悪く、咳も出始めたので、合唱は休んで家で静養。私も夫も、仕事&サッカー疲れで静養の一日。ほんとは月末まで気が抜けないんだけど。

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