宣戦布告

きょうから新学期。子供は張り切って、両手いっぱいの荷物を持って登校した。

私はといえば、この間から考えていたことをいよいよ実行に移した。この地区に暮らす多くの住民がなぜ運動をしているのか、わかって欲しいという思いを込めて書いた手紙を、各方面に送ったのだ。その効果あってか、一番意見を聞きたかった人からすぐに返信があった。もしかして、これがきっかけに何かが始まるかも・・・と、気持ちを引き締めながら次の対策を練っている。う~、眠れない!

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世知辛い世の中

住民運動の資金も目標に到達していないが、運動に割く時間やエネルギーも馬鹿にならない。運動に賛同している人は大勢いるはずなのに、実際にお金を出したり、動いてくれる人はごく限られている。もう半年以上、中心になって活動している方々は心身ともに相当、疲れがたまっているはずだ。彼らが、それこそ休日もなく頑張っていらっしゃることをみんなが知っているわけではないので、たまに気が抜けちゃうんじゃないかと心配になる。

しかし・・・きょうは、運動の成果がひとつあった。決して手放しで喜べないけど、大事な一歩だ。私も何かできることはないかと、あれこれ画策中。

それにしても不景気のせいか、最近は仕事の上でも世知辛いと感じることが・・・。ま、細かいことは気にせず、ひとつひとつ丁寧に仕事をしていこうと思う。

*パーッと景気よく花火でも打ち上げた気分で・・・。
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カンパの結果

昨日はお寺から帰ったあと、カンパ最終日の当番として夫婦でテントに座った。もうひとりの当番の方と雑談しながら、カンパや差し入れを持って来てくださる方と言葉を交わし、あっという間に時間が過ぎた。結果的に目標額には到達しなかったけど、大通りにテントを立てたことで宣伝効果はあったと思う。また、自治会の現役員さん方の応援もありがたかった。

実は前役員さん方は住民運動を抑えようとしていたのだが、その中でもっとも強硬だった方が、昨日もきょうも偵察するかのようにテントの前を通過されたことだけが後味が悪かった。今でも目に見えないところで、妨害しているという話を耳にしたので、やっぱり・・・という感じだけど。

もうひとつ、憤慨したのはきょうのこのニュース。
「菅直人首相は29日、昨年11月の北朝鮮による韓国砲撃を受け凍結していた朝鮮学校に対する高校無償化適用の審査手続きを再開するよう高木義明文部科学相に指示した。これを受け文科省は、適用に向けた手続きに入った。」 拉致実行犯と関係の深い政治団体への多額の献金を追及されている最中だというのに、民主党代表戦の直前にこんなことを。誰かが空き菅の最後っ屁と言っていたけど、あまりにもひどすぎる。

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男のプライド

きょうも息子はお寺で行事の練習。みんなセリフはほぼ覚えていて、すでに動きの練習に入っている。二人一組で行動するので、ふたりのテンポが合うように、これから練習しなくてはいけない。先生もこの間から、「今はまだセリフを少々間違えてもいいから、台本は持たずにやってみよう」と、動作の指導に力を入れてくださっている。

小さい子の組から始まって、息子は最後の組なのだが、すでに小さい子も堂々と大きな声で暗記したセリフを言うので感心するやら、可愛いやら。時々、間違えたり、動作がぎこちないのもご愛嬌。10月までには、すべてきちんとなるだろう。そう思って見ているから、息子の相方の子が冒頭のセリフを言い間違えて、とっさに席まで台本を取りに行き、やり直しをしたときも誰も何とも思っていなかった。ところが、彼の様子がどうもおかしい。いつもの朗々とした読み方ではなく、まるで教科書の朗読。その声も徐々にかすれてきて・・・ひっくひっく。なんと、涙をこらえていたのだ。最後にはとうとうこらえきれず、号泣し始め、どうにもならない状態に。しばらくみんなで見守ったが、どうしても涙が止まらないようで、先生が休憩にしようとおっしゃった。

「どうしたんじゃ? 今は間違えてもまったく構わんし、お前は何にも悪いことをしてないのに、どうしてそんなに泣く?」と先生はやさしく彼に声をかけていらした。きっと頑張り屋さんの彼は、間違えた自分が許せなくて、悔しくてたまらなかったのだろうか。その後姿を見ていたら、こちらまでウルウルしてきた。

しかし、しばらく休憩してから始めた二回目の練習でも、彼は涙を抑えられず、まともに練習ができなかった。おそらく1時間近く泣き続けたのではないだろうか。いくら悔し涙だとしても、そこまで泣き続けるというのはすごい。泣きのモードに入って、出られなくなったのだろうか。

実は当初、息子がやるといわれていた大役を務めるのが、この子なのだ。ただでさえ他の子よりも覚えること、練習することがたくさんあって大変な上に、慣例を破ってまで得た役だから(本人はそんなこと知らないだろうけど)、親からのプレッシャーもすごいのだろうか・・・!?と、思わず余計な心配をしてしまう。

それに比べて、わが息子ののんきなこと。心配した先生がみんなに、「大丈夫か?」と声をかけたときも、「はーい、大丈夫でーす。足はしびれてるけど!」なんて答えるし。家での練習は、お寺に行く前の一回だけだし。それも私に言われて、仕方なくやってるだけだし。練習は足がしびれるけど、毎回、お菓子がもらえて、他の男子と遊べて楽しいぜって感じだし。塾の勉強の合間のいい気分転換になっているようだ。最近では、塾の勉強しながら、セリフを鼻歌でうたってるし。

あとで息子に「彼は自分に悔しくて泣いたのかなあ」と話したら、「ああ、あれはプライドでしょ」とあっさり言われた。へぇ、そうなんだ~。8人の男子が集まれば、それぞれにキャラクターがあるのだろうが。期待を背負わされた子供には複雑な思いがあるのかも知れないし、男の子って繊細だというし。と思うと、あの号泣に引きずられることなく淡々と自分のパートをいつも通りにやり終えた息子は、意外と図太いのかも知れない。

あとはおせっかいだけど、家に帰って彼がお母さんに叱られてないことを祈るばかり・・・。

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悪気のない人(Part3)

そもそもこのブログは、遠方の友人たちへの近況報告と自分へのちょっとしたチャレンジ(毎日、続けられるか)を兼ねて始めたはずなのに、最近は怒りや愚痴を吐き出す場所になることが多くて、反省している。ま、ボケ防止の目的もあるので、溜め込むよりは吐き出した方がいいかなと自己弁護して、またぼやいてしまおう。

このところ住民運動も大変になっているし(私は実質、たいしたお手伝いはしていないけど、経過は気になるし、中心になって活動されている方々も疲労がたまっているのではないかと心配になる)、いくつか小さい仕事が重なって、わりと忙しく過ごしていた。

そんなもんで、おととい苦手な編集者から電話が入ったときは、ぎょっとしたのだけど、用件は先日の仕事のギャラのお知らせ。ほっとしたのもつかの間、夕方、その人からメールが来た。それを見て、今度はほんとにぎょっとなった。「追加の仕事をお願いします。締め切りはあさってです」という内容。

この人、なんで苦手かって、人を馬鹿にしたような行動が多いからだ。話し方は丁寧だけど、仕事の進め方がいけない。今回だって、昼間、電話をした相手に急な仕事を頼むことになったら、もう一度電話をしてお願いするのが普通だと思う。急ぎなんだから、相手の都合を確認しておかないと、自分も不安じゃない? それをメール一本で、一方的に仕事を送ってくるなんて。

たぶん、彼女は無理なお願いとわかっていて、私にうまいこと逃げられると困るから、あえてメール一本で仕事を押し付けて、すませたような気がしている。どうしようと思ったけど、仕事はきっちり対応したいので、すぐに返信して、なんとか時間をやりくりして、締め切り日のきょう、納品できた。

しかし・・・彼女と仕事をすると、毎回、嫌な気持ちになる。けれど、彼女に悪気はなさそうなのだ。編集者としてはあり得ない間違いや、単純ミスもしょっちゅう発覚するけど、優秀そうな顔をして、自分の非は(ほとんど)認めない。「それ、悪気、あるじゃない?」と言われそうだが、たぶん彼女はわざとではなく、自然に当たり前に、そういう反応になるんだと思う。本人は意識してないので、悪気もないのだ。

一度だけ、彼女が忙しくて、担当者が別の編集者になったときは、なんの問題もなくスムーズに、気持ちよく仕事が終わったのに。人の違いって大きいのよね。

私も、もっと修行が必要ってことですかね。

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公正な競争

夏期講習が終わったとは言え、きょうも息子はけっこう忙しい。朝は10月の行事の練習に出かけ、お昼ご飯を食べたら必死で宿題をして、夕方からは塾。つまり私も、送迎したり、お弁当を作ったり、そして夕方は住民運動のチラシ配りに出かけたりで、けっこう大変。

それでも、息子はすべてを楽しんでやっているように見える。初めて足を踏み入れた伝統行事(?)の世界も、難なくこなしているようで、親としてはほっとしているのだが、実は初日にちょっとしたことがあった。参加する子供の中で一番大きい子が、慣例としてもうひとつ役目を負うことになっているとかで、今回はうちの子がその役に当たることを事前に聞かされていたのだが、初日の集まりで発表されたのは別の子だった。その場にいた知人らも驚いていたので、どうやら事前に知っていたのは発表者と役を当てられた子だけだったのだろう。

そこは地元の名家とも言えるお宅なので、どうしてもこの役を務めたかったのかも知れない。うちはよそ者だし、この行事も「滅多に経験できることじゃないし、面白そう!」という感覚で参加しているだけなので、悔しいという思いはないが、ちょっと理不尽だなとは思う。

だが逆に、役が当たらなかったことで、息子は当初の予想よりだいぶ楽になり、その意味ではラッキーだった。この夏休みは塾の勉強がけっこう大変で、もし役が当たっていたら、勉強時間はどうするんだろう・・・!?と心配していた私。これで思う存分、勉強できるはずだ(!?)。

あとで、息子にこう言い聞かせた。「世の中には理不尽なことがいろいろあるのよ。お金やコネを使えば、なんとかなることもあるし、その人の生まれで差別されることもあるし。だけど、受験は公平よ。受験料さえ払っていれば、どんな貧乏人でも、どんな生まれの人でも、とにかく合格点をとれば入学資格をもらえるんだから。自分の実力だけで勝負できる、数少ないチャンスよ。」

そのせいかどうかわからないが、最近の息子は調子がよさそうだ。2月から始めた塾の勉強が、ようやく身についてきたのかな。とにかく、楽しそうなのが何よりだ。

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悪気のない人(Part2)

昨日に続き、夫はきょうも仕事だったが、ちょっと早めに帰宅して、三人で広島に向かった。母の初盆のためだ。

実はこの間、ある親戚から、お盆はいつ帰省するのかとメールがきた。母にお供えをしたいからと。そのときは、まだスケジュールが固まっていなかったのだが、15日&16日は実家にいると返事をした。それなのに12日に、実家の事務所を使って下さっている会社の方から、「大きなお花が届いているので、うちで預かっておきます」と連絡がきた。なんでか知らないけど、その親戚から12日配達指定で届いたらしい。

彼女はとっても心優しく、いろんな人にプレゼントしたり、あれこれ親切にするのが好きなのだが、ところどろこ抜けているところがあって、善意のつもりが結果的に相手に迷惑をかけるというパターンが非常に多いのだ。善意とわかっているから、迷惑かけられた方もストレートに怒れない・・・というのが、さらに迷惑というか、なんともトホホなことが多い人なのだ。

14日からお盆休みに入った会社の社長さんが、せっかくの花が枯れないようにと、お水をたっぷりかけて、冷暗所に置いてくださったお陰で、今夜、私たちが実家に到着したときもお花はきれいに咲いていた。

彼女には、これまでこういう迷惑(!?)を何度かけられてきたことだろう・・・と、母も苦笑しているかも知れない。
トホホ・・・。

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*去年、母が(深夜すぎに)亡くなったあと、葬儀場に泊まった私たちは、疲れもたまっており、ゆっくり朝寝坊できるのはこの日だけとぐっすり熟睡していたのだが・・・朝6時にピンポーンと、この親戚が「朝ご飯を持ってきました」と現れた。中身はコンビニで買ってきたもの。葬儀場の近くにはコンビニもあり、私たちには車もあったので、どうせなら自分で好きな朝ご飯を買いに行きたかった・・・。それよりも何よりも、もう少しゆっくり寝かせてほしかった・・・というのが本心。その時も、彼女らしいな~と唖然としたのだけど。

スカートが必要な理由

きょうは息子にとって、忙しい一日だった。午前中はお寺で10月の行事の練習、午後は塾の夏期講習、夕方からは塾のいつもの授業。もちろん、私もその送迎や弁当作りなどがあるので、その合間に仕事や用事をすませているのだけど、家事はどんどんいい加減になっている。フルタイムで働くお母さん方は、どうやって時間のやりくりをしているのだろう・・・。

息子がお寺の行事の練習をまったくしていなかったので、「一度くらいはセリフを練習しておいたらどう?」と昨晩、声をかけたら、本当に一度しか練習しなかったので、大丈夫だろうか・・・とひやひやしながら、今朝はお寺の練習に付き添った。息子よりも小さい子たちが、大きな声でしっかりとせりふを読み上げていく。これは、家で相当、練習を重ねてきたのではあるまいか。あ~あ、うちの子はどうするんだろう・・・と思っていたら、なんと、すらすらと読み上げている。しかも、先生から「節回しが上手にできておる!」と褒められた! 意外と要領のいい奴なんだなぁ~と驚いてしまった。

後ろで練習を見学している保護者の一部(当然、私も含まれる)は、子供たちが頑張って正座をしているのにも関わらず、ときどき足をこっそり崩している。しかし、きょうの私はGパンだったので、足はくずしにくいし、くずすと目立つし、何より足に汗をかいて気持ち悪くて、大失敗。

けれど、私は普段から殆どスカートをはかないのだ。そこできょうも、残業なしで帰宅した夫が車を出してくれるというので、息子に塾弁を届けたあと、ショッピングセンターに行ってスカートを探した。結果、購入したのは、おデブな私でも楽にはけるゴムウェストの裾の長いフレアスカート。これなら、お腹も苦しくないし、足をくずしても目立たないはず。さらに、足も涼しくなりそう。この夏の必須アイテムです。

*里坊の門。こういうお寺で、皆さん、生活していらっしゃるのだ。
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無駄な努力かも知れないけれど・・・

夫は先日、泊まりの仕事をして以来、体調を崩したのか、夏バテ状態が続いている。せっかくの週末なのだが、きょうも職場関係でご不幸があったため、午後から出かけるという。いつものくだらない冗談が一切出ないし、笑顔も消えて、顔がこのところいつも歪んでいる。(頭痛が続いているらしい。) 大丈夫かいな。

それで、今朝の自治会の有志による会合は私が出席。明朝に予定されている自治会の会合に備えての準備会合だ。新しくてきれいな集会所なのに、なぜかエアコンがなくて、朝からあつーい会合となった。(議論の内容まで熱かった!)

一進一退の住民運動だが、この夏が山場であることは確かなので、私も微力ながら最近は、思いついたことをこっそり(?)とやっている。先日、取材に来てくれた雑誌社にその後の進捗状況をお知らせしたり、山の集落の水道問題でお世話になった議員さんに現状報告したり、ネットの情報サイトみたいなところに投稿したり・・・。無駄な努力かも知れないけど、どこかで誰かの目につくかも知れないからと・・・情報発信を試みている。

きょうも、会合を終えて自宅のパソコンをチェックしたが何事もなく、さて、他に打つ手はないかなぁと考えていたら、友人から電話が鳴った。「●●サイトに載ってる記事、あなたが投稿したものでしょう?」と。「あれ、さっき、チェックしたときには気づかなかったけど・・・」と思いながら、よく見てみると、ホントだ! 

なんの効果もないかも知れないけど、それでもこうやって誰かの目に留まることは、決して無意味ではないはず・・・と信じて、まだまだがんばってみようかな。それにしても、この記事を発見した友人にもビックリ。

*両親の故郷から、今年もじゃがいもが送られてきた。
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ブラマンジェ

きょうは仕事をして、夕方は子供の弁当を塾に届け、そのついでにデパートに行って、友人へのお祝の品を送った。ふたりの女友達が、それぞれパートナーとの新生活をスタートさせたので、何かプレゼントしたいと前から思っていたのだ。先日、このデパートをぶらついていたときに、ふと目に入ったカフェオレカップがどうしても忘れられなくて、お揃いの品をふたりにようやく送った。好みに合うといいのだけど・・・。

二組の新婚さんの朝食のテーブルに乗るカフェオレカップを想像し、妙に嬉しい気分。帰りは夫と合流し、自宅に向かって走っていたら、ちょうど目に入った焼き鳥屋さんが美味しいそうだと夫が言い出し、急遽、そこで食事をすることに。「ええ~、高くない? 飲み屋じゃないの?」と警戒した私だが、家族連れも、ひとり客もいる気楽なお店だった。学生時代、焼き鳥屋でバイトをしていた夫にとっては、焼き鳥屋さんは特別な場所らしい。なんだか、私は結婚前のデートの時みたいに、ちょっとどきどきしてしまった。焼き鳥も、もちろん美味しかった!

ところで、先日のABBAの番組では、ABBAとして最後に録音した曲、”The Day Before You Came”も流れたのだが、どうしても私の頭の中ではこの曲の違うバージョンが渦巻いていた。「えっと・・・誰だったっけ・・・この曲を歌っていたのは?」としばらく悩んでいたのだが、ようやく思い出した。ブラマンジェだ!

オリジナルのABBAの曲も大好きだけど、私の頭の中にはBlancmangeのニールの歌声がインプットされていたようだ。懐かしくなってYouTubeで検索し、初めてそのPVを見たら、なんとABBAのアグネッタが出演していたのでビックリ! これまた、嬉しい発見だった。