フレディ追悼ライヴ

DSC02106近くの街の塾に申し込むつもりが、最初に入りたかった塾の新教室が通える範囲に出来ると聞き、急遽、そちらの入塾テストをきょう受けに行った。それが終わると、そのまま息子とふたりで街中のライヴハウスに行き、友人たちと合流。毎年恒例のフレディ追悼ライヴがあるのだ。

近県に暮らす広島時代の同級生と、このライヴには何度も足を運んでいる。中学時代にクイーンのLPを貸してくれたのが彼女だった。高校時代は、宮島まで遠足に行った帰りに、山口までクイーンのライヴに一緒に行った。いまだに彼女と会うと、その頃の思い出が鮮明に蘇る。

今回は彼女のご近所の女子中学生も初参加。彼女の影響でクイーンの存在を知り、フレディの魅力にとりつかれ、今回、お母さんのお許しを得て、初めてのライヴハウス体験をした。

時代を経ても、すばらしい音楽の力は不滅だし、フレディは永遠に生き続けるのだ…と感動を新たにしたものの、若き中学生の初ライヴが本物のクイーンではなく、素人まじりのコピーバンド集団でよかったのだろうかと、ちょっと申し訳ない気持ちも。プロのバンドとの実力の差、そしてクイーンの偉大さを再認識するよい機会になったとは思うけど。

私にとってはプチ同窓会でもあり、楽しい夜となったけど、息子は耳栓をして、暇をもてあましていた。今度はみんなで本物のライヴに行きましょう!!

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六道絵

きょうは整体師さんが来てくださるというので、前に約束しながら行けなかったランチに誘ったら、招待券があるのでついでに歴博にも行きましょうと誘われた。この自治体の住民になって7年が過ぎたのに、私はまだ歴博に行ったことがない。ちょうど今は国宝展をやっているらしい。

午前中に整体師さんが来てくださり、そのまま歴博に向かって、国宝展鑑賞。仏像や書物、そして掛け軸など…古刹が多い土地柄だけあって、見ごたえがある。中でも一番すごかったのが聖衆来迎寺の六道絵。比叡山の横川にあったものが、信長の焼き討ちの際に移され、残っているのだという。

地獄の様子が事細かにリアルに描かれていて、目をそむけたいけど、つい見入ってしまう…。これが現実なのだよと、目の前に突きつけられる感じ。ちょうど今朝、台所で洗い物をしながらシンクの中に紛れ込んでいた小さな虫を水で流してしまい、ちょっとした後悔にさいなまれていた私。その場面が、地獄絵を見ながらよぎってしまった。

歴博のあとは、近所のカフェでランチをしながらお喋りに花を咲かせ、その後は家でゆっくりと体のコリをほぐしてもらった。テレビをつけたら国会中継をやっていたので、そのままそれをBGMとして、ふたりで民主党政権への怒りをぶちまけあった。このままあの人たちに政権をまかせていたら、この国が地獄絵のようになるのでは…と本気で心配になる。

*展示物は残念ながら撮影禁止!
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山口敏太郎の世界

きょうの午後から久々に山の家に戻った。(夫は今朝もお仕事、ご苦労様です!)山の紅葉は終わりに近づき、空気も街に比べてかなり冷たい。夫はさっそく薪ストーブを焚いてくれた。

夕方、夫が近所の子供さんたちと勉強会をしている間に、私は山の家のテレビで録りためていた番組にひとり見入ってしまった。中でも面白かったのが山口敏太郎のお話。実は夏に放送された番組だったのだが、話にどんどん引き込まれ、なんでもっと早く見なかったのだ、もっと聞いていたいと思ってしまった。(なんでもトークショウで8時間喋ったことがあるらしい)。

夕飯後は近所の美容室に行って、今度は私のひとりトークショウ(!?)。今では美容師さんも私も、普段は街に暮らし、ときたま山に帰って来るという生活だ。こうやって少しずつ実質人口が減っていく…。

だけど、たまに帰るといいところなのだ。今夜は薪ストーブで暖まった古い家で、昔のように息子をあんか代わりに眠るとしよう。

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ニュースの深層

最近ではテレビを極力見ないようにしている私が、今も真剣に見ている番組が『ニュースの深層』である。(以前は木・金だったけど、今は金曜のみ) ひとりのゲストの話をじっくり聞けるので、テーマを掘り下げた中身の濃い話になる場合が多い。興味深い話だと、もっと詳しく知りたくなり、そのゲストの著書を購入することもある。ところが、それが未読のまま、本棚に眠っていたりする。

そんな一冊を今になって読んでいるのだが、これがなかなか衝撃の内容だ。著者は冒頭で、テーマとなっている問題を考えていく際の基本姿勢を確認している。
   
   「すなわち、さまざまな人々や出来事と係わる中で、ありとあらゆる事物や物事を前にして、『自分の目で見る』、『自分の心で感じる』、『自分の頭で考える』ということ、たったこれだけのことにすぎない」と。―――『脳死・臓器移植の本当の話』小松美彦著(PHP新書)    

ところが、この本を読み進んでいくと、いたって簡単で当たり前のことに思えるこれらのことが、実はきちんとできていないことを知らされて愕然とする。これは、この本のテーマに限らず、このところ、私たちが見聞きするニュースにも当てはまるかも。いろんな意味で考えさせられる一冊だ。

一方、私が本を読んでいる隙に、最近では息子が私のパソコンをいじるようになった。検索したいことがいろいろあるらしい。息子なりに、自分の頭で考えてくれたらいいのだけど。

*って、検索していたのはポケモンだった。私のデジカメまで使っていたとは!
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テレビ出演!?

先日、友人がテレビの番組で紹介された。実はそのとき、私もおまけのように最後の辺りにちょこっと映ってしまった。話の流れで断れなくなり、その場に一緒にいただけなのだが、自分のあまりのおばちゃんぶりに(わかっちゃいたけど)、こんなことならもうちょっと痩せておけばよかったと後悔ばかり。

なので、誰にも放送日を知らせなかったのだが、今になってぽつぽつと何件か連絡が入った。親戚のおばちゃんや従姉や母の葬儀に来てくださった昔のご近所のおばちゃんなど。意外と見ている人がいるものだと感心したが、どうやら再放送が何度もあったらしい。

大々的に紹介された友人には、もっと絶大な影響が出ているのだろうか。いい効果が出ているといいな。

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ポロ 人生の贈り物

山の家はそのままにするとは言え、集落の方々には、夏休み中に挨拶しようと思っていた。近所でよく顔を合わせる人には、実家の事情などを話して説明はしていたけれど、息子の転校が公になるまではあまりおおっぴらにしない方がいいと思って。ところが、結局、夏休みは慌しく過ぎていき、転校手続き後はずっと広島で、そのまま2学期に突入。いまだ、集落の全員の方とお話できていない。

ここにきて、必要な荷物をとりに山の家に帰ることがあるのだが、それも日が暮れてからなので、なかなか人に会えない。この間、戻ったときにはポストにご近所の週末カフェのご主人からの茶封筒が入っていた。中には一冊の本。カフェにある日、突然現れた一匹の犬との短い交流のお話が本となって出版されたとのこと。

夏休みの間に読もうと思って、読めないまま積みあがってしまった本の山を尻目に、まずはこの本を読もうと思う。山の生活では、たくさんのいい出会いに恵まれたが、このカフェのご夫婦もここでの大切な友人であり、理解者なのだ。

きっと、山の生活の一端を垣間見ることができる一冊だと思います。

ポロ 人生の贈り物ポロ 人生の贈り物
著者:田北 十生
文芸社(2010-09-01)
販売元:Amazon.co.jp
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サッカーを見て泣いた!

昨晩のパラグアイ戦は残念だった~。年を重ねるにつれて涙もろくなり、いろんな場面でうるうる来てしまった。PKを外した駒野選手への暖かい言葉の数々や、闘莉王の「日本人になれてよかった」発言etc。

菅さんは、「ワールドカップは民族主義を煽り右傾化を撒き散らす非常に危険なスポーツ、だから私は嫌いだ」と言っていたという話があるけど、昨晩の試合を見てオシムさんはこう言ってた。「日本人は歴史を通じて勇敢さを保ってきた民族。侍の時代にしろ、戦争中の神風攻撃にしろ、勇気がなければできない。サッカーでは自分の命をピッチの上で失う危険はない。もっと侍のように勇ましく戦うべきだった。」戦場で命を失うかも知れない国にとっては、サッカーなんて、どんなに戦っても死ぬことはないんだし、ピッチで戦えるのは本当に幸せなことなんだろう。

自分を含め、日本の殆どの国民が平和ボケとなって、生ぬるい環境でのほほんと暮らしている中、あれだけのハングリー精神と団結力を見せて必死で闘った若い日本代表選手たちには、大切なことを教えてもらった気がする。それと、日本国民は本当にやさしいよね。手のひら返しもすごいけど。(自分も含む)。

ところで、ドイツ代表の移民系選手は国歌を歌わないなぁと思っていたら、やはりW杯前から問題(?)になってたらしい。ドイツも紆余曲折の国歌だし、難しいのだな~。さすがに生粋ドイツ人で拒否する人はいないだろうけど。

「ドイツ・サッカー界で高まる緊張─国歌を歌わない代表選手」(ウォールストリート・ジャーナル日本版:2010年6月4日)

きょうは歯の詰め物がおかしくなって、眠い中、歯医者に行くことに。いろんなところにガタがきてる…。

*この季節は、家の中でいろんな虫に出会います。
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演劇鑑賞

日頃、学校からいろんなイベントのチラシをもらうのだが、先日、息子が初めて「これに行きたい」と言うので買った演劇のチケット。その公演が昨晩あった。昨日も学校を休み、本人も「劇場に行けるかどうかわからない」状態だったが、夕方になって元気になったので、ふたりで行くことになった。(夫は送迎係!)

何年か前に孫悟空のミュージカルを見に行って以来の舞台体験。このところ「怖い話」にはまっている息子は、タイトルが怪談ぽいという理由だけで行きたかったらしいのだが、実際は怖い話ではなく、ところどころに笑いを交えながらの心温まる物語だった。

息子も十分楽しんだようだ。熱も出ず、咳も出ず、最後になぜか鼻血を出して、やっと食欲も出たからとパスタを食べて帰宅した。

とはいえ、きょうは喉の調子が悪く、咳も出始めたので、合唱は休んで家で静養。私も夫も、仕事&サッカー疲れで静養の一日。ほんとは月末まで気が抜けないんだけど。

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サッカーと愛国心

サッカー詳しくないし、仕事や何やらで夜更かししてしまったし、今朝のデンマーク戦は見たいけど体調考えたら無理だろうな…と思いつつ就寝したのだが、今朝5時にパチリと目が覚めたので、急いでテレビをつけた。「え、2-0で勝ってる!?」と思ったら、1点入れられ、思わず衣替えのために出していた衣装ケース(そう、やっと衣替え!)に尻持ちをついてしまった。もう、その後はテレビに釘づけ。いやぁ、興奮しました、感動しました! 

サッカーまったくの素人の私でも、今回のチームはまったく不安なく見ていられる。今までは「日本ってまだまだ弱いんだな」ってヒヤヒヤしながら見ていたもの。個人の技術だけじゃなく、各人の気迫や団結力の違いなのかなぁ!?

だって、試合前の君が代を全員が歌う姿からして、前回とは様変わり。それだけで見ているこちらまで、気持ちが引き締まる。でも、日本代表のユニフォームに日の丸を入れるよう提案したのはラモスだし、今回もみんなで肩を組んで君が代を歌おうと提案したのは闘莉王らしい。自ら日本人になることを選んだ彼らの心意気に、はっとさせられ、自らを振り返ってしまった。

とはいえ、君が代斉唱をずっと拒否してきた人が、今の日本の総理大臣。昨日も早速与党の議員が、狙い打ちするかのように、新宿でたちあがれ日本の街頭演説を妨害してたというし。今度は年寄りいじめ? 政党支持率をみると、与党がまったく恐れる相手ではないはずなのに。この議員も自らの意志で日本人になったんだから、日本代表みたいに正々堂々と闘ってほしい!

*湿気た裏庭にミントが育つ!
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テレビ不信

テレビ報道への不信が強すぎて、ニュースフェチだった
私も最近はテレビを見なくなった。おかしな報道をして
いないかチェックする意味で見ることもあったけど、あ
まりに気分が悪いので、それもやめてしまった。

なのに昨日の朝、家事の合間になぜか普段見ない番組を
チラ見してしまったら、鳥越某が「海兵隊は抑止力じゃ
ない!!」と叫んでいた。さらに田岡某が「米中は親密
だから中国は脅威じゃない。北朝鮮の軍はガタガタ、軍
事力はないに等しい」と発言。さすがテロ朝と言われる
だけのことはあるなぁと驚愕してしまった。

宮崎の口蹄疫については報道規制がされているのではと
ネットで大きな話題になっていたが、赤松農相の帰国に
あわせるかのように昨日の朝からテレビが報道を始めた。
それも、政府の初動が遅れ、感染被害が拡大した可能性
大なのに、いかにもがんばってます風な報道。

ネットとテレビで話題になっていることのギャップに、
頭がくらくらしてくる。ネットの情報は玉石混交、すべ
て鵜呑みにするわけではないが、それでも都合の悪いこ
とは報道しないテレビだけを見て、真に受けてる人たち
がどれだけいるのだろう…と思うと、暗澹たる気持ちに
なる。きょうだって、国会の農水委員会でどういうやり
とりがされていたか…テレビのニュースはまったく報じ
ない。

とはいえ、最近よく見る教育系掲示板のニュース板でも
私と同じ気持ちの人が多数いることがわかり、少しほっ
としている。やっぱりみんなおかしいと思っていたんだ。

でもその掲示板ですら、ちょっとした発言が削除されて
いるらしい。本当にこの国は大丈夫なのかと一抹の不安
がよぎるけど、多くの人が気づき始めているのだから、
大丈夫!!と信じている。

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