国歌斉唱拒否

きょうは誕生日なのだが、朝からテレビをつけたら国会中継をやっていて、それを聞いているうちにどんどん不機嫌に。というか、くら~い気持ちに。だって政権与党が、日教組はもちろんのこと、革マル派に牛耳られる労組を代表する議員を擁し、テロリストをVIP待遇し、選挙に落選した元(今も?)過激派を大臣として留任させてることを、何が悪いと言わんばかりに堂々と認めているんだもん。

ところが、自民党の平沢さんに国歌斉唱を拒否したと指摘されて、菅さんがキレたのにはビックリした。故ミッキー安川氏のラジオ番組に出演した際のエピソードで、私もネット上の佐藤優氏の記事で読んだことがあるくらいだから、すでにわりと有名な話だと思う。新潮社の雑誌にも書かれているそうだし、平沢さん自身、ミッキー安川氏のご子息やラジオ番組のスタッフに話を訊いたと言っているのに、菅さんは「違う、違う!」と顔色を変えて否定し、「証拠を出せ」とまでいきり立った。なんでそんなに興奮して否定するんだろう?とビックリ。(証拠を出されたら、逆に大恥かくだろうに。)

「私はそういう主義なんだ!」と堂々と貫くか、あるいは「過去にそういう時期もありました」と言い訳するのかと思ったけど、国歌否定はさすがにヤバいと思う常識人なのか小心者なのか…!? 極左なら、とことん極左を極めればいいのに、権力の座につくと、そうもいかないのか。単なるビビリなのか。

なんちゅー誕生日じゃ…と思ったけど、午後には再び夫が広島に戻ってきたので、久しぶりの家族三人。一緒にいるだけで、幸せじゃ! 

*父親の誕生日祝いのお花。
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*得度に備え、息子は坊主頭に!
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政治の話(山奥の郵便局はどうなる?)

先日、久々に会った友人から電話があり、いつものように子育ての話をしていたのだが、きょうは珍しく選挙の話になった。ふだん、政治の話なんて一切しない人なのに、話してみると私と同じ危機感を抱いていらしたようだ。

テレビをつけると、「民主党の大敗の原因は消費税」というコメントばかり。「外国人参政権」始め、民主党がマニフェストには出さずに、しかし実際には早期の実現を目指している3法案を危険視した有権者もいたはずだが、そのことに触れるコメントは一切なし。「それが怖いよね」「どうして触れちゃいけないのかしら?」と、盛り上がってしまった。(マニフェストで、外国人参政権についての賛否を表明しなかったのは、民主党だけ!)

夕方は、近所の友人宅で食事会。もちろん選挙の話で盛り上がった。応援していた人が落選したとか、国民新党の惨敗でここの郵便局もあと6,7年以内になくなるらしいとか、実は暗い話題が多かったけど。

最後の最後に女同士のちょっと深い話もして帰ったものの、言い足りないことがあって、今も気になっている私。ああ、明日また連絡してみようっと。

*鯨&鯛。おいしいものを食べると、しあわせ!
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お小遣いの引き寄せと感情のコントロール

昨日は夕方、アメリカの友人たちと別れた後、軽い夕飯をとろうと丸亀製麺に入ったら、そこで偶然遭遇した阿闍梨さんから息子がたいそうなお小遣いをいただいてしまった。実は昨日の午後、お山のお堂を参拝した際、売店で最高級のお香を友人にプレゼントしたところだった。友人は香りを気に入って、そのお香を買いたがっていたのだが、お堂ではカードも使えず、しかも日本最終日で現金が残り少なかったので、「それじゃあ、私がプレゼントします」と、ちょっと奮発したわけ。いやはや、阿闍梨さんに出会ったお陰で、お釣りがきてしまった。(ありがたや~!)お金はこういう使い方をしなくてはいけないのだな~と、勉強になりました。

3人ともくたくたで帰宅したけど、私と夫はついつい選挙特番を見て夜更かししてしまった。お陰で今朝はお疲れモードで、病院に行ってしまったが、何事もなく終了。きょうはまっすぐ家に戻り、粗食の一日を過ごしました。

しかし、ほんとに菅さんってズル菅って言われるだけあって、不誠実だよなぁ。昨晩も記者会見すると言っておきながら、どれだけみんなを待たせたことか。これまでの国会での言動など見ていても、悪いけど、「卑怯」な人だと思う。(総理になって言い出した政策もキャッチフレーズも他党のパクリばかり!)昨晩の特番で平野貞夫氏も森田実氏も、菅総理&民主党のこれまでの非礼な言動を指摘していたように、どんなりっぱな理念や政策があったとしても、所詮、人間は感情の動物。「失礼な奴だ」「信用できない奴だ」と思われたら、人を動かすことができず、結局、何もできないのではないだろうか。(与党になってからの民主党は、「恫喝」という手段をよく取っているけれど。)

かつてMBA留学した際に、企業経営においても感情のマネジメントが大切だというテーマの講義を受けたことがある。講師は糸川英夫先生で、話がいろいろ脱線して、とっても面白かった。日本ではなかなか言えないことや、過去の裏話が満載で、某新聞社の社主一族は皇室から三種の神器を奪取することを目指しているなんて話まで飛び出した。

世の中には知らなければよかった…と思うことも、たくさんあるんだろうな~。これからのこの国がどこに向うのか、予測不可能で、ますます疲労感が増してる感じ。きょうは早めに寝ます。

*週末にいただいた懐石料理、祇園祭りのお札付き。
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世代格差と教育

アイロンがけしながら、『ニュースの深層』を見た。新聞社の編集委員をゲストに、参院選の行方がテーマ。各世代ごとの政党支持調査の結果を元に、この方は70代以上の女性がカギを握ると予測されていた。40代、50代、60代では民主党支持が多いのに対して、70代以上の特に女性の間では自民党支持が多いからという話だった。

この方は言及されなかったが、私は20代の自民党支持率の高さに目を見張った。若年層は人口も少なく、投票率も低いから、影響力は小さいと判断されたのかも知れないが、20代は自民党支持が民主党支持を上回っているのだ。これって、ネット世代と新聞・テレビ世代の違いなのだろうか!??(確かに、ネットでは民主党の正体を暴く情報が氾濫している!)

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きょう東京から京都に移動したアメリカの友人と連絡をとり、明朝、旅館で会うことにした。土日の二日間で、できる限り有名な観光スポットを回りたいそうだ。きょうの午後だけで、三十三間堂と清水寺を見て、舞妓の衣装を着せてもらっての写真撮影をしたらしい。

ところで、今まで広島を訪れた欧米人の友人に必ず質問されたことがある。「広島の人は原爆を落としたアメリカ人を恨んでいないか?」。
ヨーロッパ人の中には、「アメリカ人と間違えられないかしら?」と心配する人までいた。私が驚いて、「広島に限らず、アメリカ人を憎む日本人なんて殆どいない。みんなアメリカ人が大好きよ!」と答えると、逆にあちらが驚いていた。

一方で、私は中国滞在中に、日本に留学経験のある親日家のアメリカ人から、こうアドバイスされた。「君たちがいないところで、中国人や韓国人が日本人のことをどんな風に話しているか知ってる? 僕だったら、中国では自分が日本人であることを隠すだろう。」

案の定、スウェーデン人の友人と鄭州まで武術大会の観戦に行ったとき。北京で列車に乗った途端、ひとりの青年(18歳くらい?)が外国人と見てスウェーデン人に話しかけてきた。さらに、連れの私を中国人と思い込み、私に彼のことをいろいろ訊いてくる。私が「中国語がよくわかりません」と言うと、「じゃ、何人だ?」となり、「日本人」と答えると、今度はスウェーデン人には目もくれず、私に対して質問を始めた。「日本の戦争責任をどう思うか? 村山首相の発言をどう思うか?」と。満席の車両の乗客が一斉に私を見る。ここで変なこと言ったら、リンチにあうかも…という恐怖心から、「村山首相と同じ気持ちです」と答えながら、過去の大戦を含め、自国の歴史をちゃんと勉強してこなかったことを深く反省した。

戦争を知らない世代が、戦争を知らない世代に戦争責任を問う…。どうすれば彼らは満足するのか。他にもっと大きな敵が現われない限り、これが永遠に続くのか…。教育の重要性をしみじみと感じる事件だったのだが、反省したわりには自国の歴史をいまだにきちんと勉強していない私。

明日あさってと、友人から日本に関する質問をたくさん受けても、ちゃんと答えられるかしら? とりあえず、旧敵国人も温かく迎えておもてなしをする日本って、とってもいい国だと思う! 

*昨日訊ねた阿闍梨餅本店。商売繁盛のお守り「ふくろう」が飾ってあった。
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ウィグル問題(ほとんど報じられないけど)

今月中に終えたい仕事に着手する前に、小さな仕事をちょこちょことすませているのだが、この蒸し暑さとあいまって、まだ疲れがとりきれず、眠くてたまらない。きょうも、ちょこっと昼寝をしたりして、のんびりモード。追加の仕事を断って正解だった。ふぅ。

夕方のニュースで暴動から一年が過ぎたウィグルの様子を見てビックリ。ウルムチ市内にはものすごい数の監視カメラ、24時間体制で公安がパトロールしている。高層ビルが並ぶビジネスエリアに出勤してくるのは殆どが漢人。デパートの前では女性店員たちが共産主義礼賛の歌か何かを合唱している。顔を隠したウィグル人労働者が、「ウィグル人の日給は漢人の半分」と話していた。

ウィグル人の土地(東トルキスタン)に中共が侵略してきて、長年の間に多数のウィグル人を殺し(200万人とも。チベット人は120万人)、漢人を移住させ、今ではすっかり漢人が支配している。ウィグル人は決して少数民族ではない。中国国内に1500万人いると言われるが、中国政府は800万人と発表している。(政府の依頼で人口調査をした学者は、1600万人と発表した後、職を追われたという。)まさに現在進行形の侵略&植民地支配としか思えないが、このことを非難したり糾弾する国は殆どない。

独立運動をしているウィグル人が、「一般市民がメディアがおかしいと気づき始めたときは、もう遅い。その頃にはメディアは牛耳られているんです」と言っていたのが忘れられない。教育とメディアを牛耳られたら、その国はおしまいってことか…と他人事とは思えない。

一年だけ滞在した北京では、毎朝、スピーカーから国歌が大音量で流れていた。そのため、いまだに中国の国歌が聞こえると、思わず鼻歌でメロディを口ずさむ自分に驚いてしまう。刷り込みって怖い…とつくづく思う。

そして、ウィグルのニュースがこんな小さな扱いですまされてしまう日本の状況も怖いと思う。

*家の中のバッタがいろんなところに現われる!
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中国民主化運動(天安門事件)、ウルケシ(ウーアルカイシ)の思い出

念願の(!?)整体師さん来訪!
たまりにたまったコリをほぐしてもらって、本当ならば至福のひとときなのだが、「選挙、どうしましょうね~」って話から、どんどん盛り上がってしまった。この方とは、ぶっちゃけ話ができるので、心のコリまでほぐれたかも…!?

岡田外相の実家が、子ども手当で買い物しようと宣伝してるだの、韓国の子どもたちの描く絵が信じられないねなど、いろんな話で盛り上がってたら、「あの天安門のリーダーの人はどうして逮捕されたの?」という話から、またまた話が広がってしまった。

私がパリ留学時にメトロで目撃したウルケシは、ぽっちゃり太って、おしゃれな皮ジャン着て、彼女といちゃついていたっけ。同じく天安門事件後に中国から逃亡してきたクラスメートにそのことを話したら、「あいつは堕落した」と吐き捨てていたけど、ウルケシは今も民主化運動を続け、ウィグルのこと、家族のことを思っていたのだ。

ちなみに私はそのクラスメートと、その数年後に東京で再会した。フランスで就職した彼が、出張でアジア各国を回っていたのだ。亡命者扱いなので、パスポート代わりの分厚い書類を持ち歩き、「台湾にも、日本にも行けるのに、中国だけは行けない」と話していた。「ウルケシほどの有名人なら、帰国して逮捕されてもすぐに処刑はされないだろうが、ボクのような無名の活動家は帰国したら処刑されて終わり。エアコンもない、四川省の田舎で暮らす母親には二度と会えないだろう」とも。同年代なのに、私にはまったく想像もできない人生をこれまで送ってきたのだろう。彼の遠くをみつめる鋭い眼差しは今も忘れられない。

考えてみると、パリのクラスメートには母国を追われた人たちが数多くいた。イラン人、レバノン人、ラオス人、中国人…。帰りたくても母国に帰れない人たち。さらには、母国はあるけど、あえて外国での安定した生活を選んだ人たちもいた。

そう思うと、日本人は本当に恵まれているのだ。(今のところ)
で、この国の将来を考えて、どこに投票すればいいのだろう???と、整体師さんと一緒に悩んでしまった。まだ答えが出ない。

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泉谷しげるの思い出

やっとひとつ仕事が終わって、ほっとしつつも、7月中に終えるべき別の仕事が控えていて、気は抜けない。気がついたら、今年も半分終わってる。

ところで今になって知ったのだが、泉谷しげるのブログが盛り上がってるらしい。口蹄疫で大変なことになってる宮崎を応援する中で、これはおかしい…と気づき、今ではひとりで与党にケンカを売ってるとか。

かつて東京の(当時は小さかった)某出版社に勤務してた頃、取材のために来社した泉谷氏をビルの玄関までお迎えに行ったことがある。エレベーターに乗ってる間、沈黙は気まずいと思ったのか、「おう、○○(社長の名前を呼び捨て)はこんなりっぱなビルに事務所持ってんのかよ!」と照れ隠しのように言う姿が、愛らしかった(?)記憶がある。

自分でできる範囲のことをする、という点では大いに共感。私もいろいろ考えねば。(とりあえず宮崎県には心ばかりの募金をしました。)

*鹿が花から何から全部食べてしまうので、とうとう近所の方も大々的に鹿避けを作った!
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サッカーを見て泣いた!

昨晩のパラグアイ戦は残念だった~。年を重ねるにつれて涙もろくなり、いろんな場面でうるうる来てしまった。PKを外した駒野選手への暖かい言葉の数々や、闘莉王の「日本人になれてよかった」発言etc。

菅さんは、「ワールドカップは民族主義を煽り右傾化を撒き散らす非常に危険なスポーツ、だから私は嫌いだ」と言っていたという話があるけど、昨晩の試合を見てオシムさんはこう言ってた。「日本人は歴史を通じて勇敢さを保ってきた民族。侍の時代にしろ、戦争中の神風攻撃にしろ、勇気がなければできない。サッカーでは自分の命をピッチの上で失う危険はない。もっと侍のように勇ましく戦うべきだった。」戦場で命を失うかも知れない国にとっては、サッカーなんて、どんなに戦っても死ぬことはないんだし、ピッチで戦えるのは本当に幸せなことなんだろう。

自分を含め、日本の殆どの国民が平和ボケとなって、生ぬるい環境でのほほんと暮らしている中、あれだけのハングリー精神と団結力を見せて必死で闘った若い日本代表選手たちには、大切なことを教えてもらった気がする。それと、日本国民は本当にやさしいよね。手のひら返しもすごいけど。(自分も含む)。

ところで、ドイツ代表の移民系選手は国歌を歌わないなぁと思っていたら、やはりW杯前から問題(?)になってたらしい。ドイツも紆余曲折の国歌だし、難しいのだな~。さすがに生粋ドイツ人で拒否する人はいないだろうけど。

「ドイツ・サッカー界で高まる緊張─国歌を歌わない代表選手」(ウォールストリート・ジャーナル日本版:2010年6月4日)

きょうは歯の詰め物がおかしくなって、眠い中、歯医者に行くことに。いろんなところにガタがきてる…。

*この季節は、家の中でいろんな虫に出会います。
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李登輝・友の会

DSC01442 さすがにきょうは登校できるだろうと思っていた息子の熱が下がり切らず、「病院に行ってみる?」と聞くと、珍しく素直に「うん」と言う。あんなに病院嫌いなのに!

私もちょっと不調なので、ネットでみつけた病院に行くことにした。ご夫婦でやってらっしゃる病院で、夫の職場にも近く、夫に送迎をしてもらった。私はご主人に、息子は奥さんに診てもらい、お昼はその近くのお気に入りのうどん屋さんに寄って帰った。

ところで、その病院、中に入ると李登輝元総統の写真や色紙が飾ってあるではないか。診察室には大きな台湾の地図。先生が話し始めて、納得。台湾出身の方に違いない。

帰宅後、改めて調べてみたら、その先生は李登輝友の会の理事でいらした。このところ台湾関係の本を読んでいて、李登輝友の会に入りたいなとまで思っていた私。これも何かのご縁!? また来週、そこに検査に行ってきます。

*家に帰ると、カエルが窓に。
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サッカーと愛国心

サッカー詳しくないし、仕事や何やらで夜更かししてしまったし、今朝のデンマーク戦は見たいけど体調考えたら無理だろうな…と思いつつ就寝したのだが、今朝5時にパチリと目が覚めたので、急いでテレビをつけた。「え、2-0で勝ってる!?」と思ったら、1点入れられ、思わず衣替えのために出していた衣装ケース(そう、やっと衣替え!)に尻持ちをついてしまった。もう、その後はテレビに釘づけ。いやぁ、興奮しました、感動しました! 

サッカーまったくの素人の私でも、今回のチームはまったく不安なく見ていられる。今までは「日本ってまだまだ弱いんだな」ってヒヤヒヤしながら見ていたもの。個人の技術だけじゃなく、各人の気迫や団結力の違いなのかなぁ!?

だって、試合前の君が代を全員が歌う姿からして、前回とは様変わり。それだけで見ているこちらまで、気持ちが引き締まる。でも、日本代表のユニフォームに日の丸を入れるよう提案したのはラモスだし、今回もみんなで肩を組んで君が代を歌おうと提案したのは闘莉王らしい。自ら日本人になることを選んだ彼らの心意気に、はっとさせられ、自らを振り返ってしまった。

とはいえ、君が代斉唱をずっと拒否してきた人が、今の日本の総理大臣。昨日も早速与党の議員が、狙い打ちするかのように、新宿でたちあがれ日本の街頭演説を妨害してたというし。今度は年寄りいじめ? 政党支持率をみると、与党がまったく恐れる相手ではないはずなのに。この議員も自らの意志で日本人になったんだから、日本代表みたいに正々堂々と闘ってほしい!

*湿気た裏庭にミントが育つ!
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