*風が吹くと散り始めた。
滅多にお医者さんのお世話になることもない私が、二月に意を決して受診した。おおっぴらに言いたくないが(って言ってるけど)、痔から出血したためだ。ネットでいろいろ調べたら、意外と近くに専門医がいることが発覚。だが、友人に話したら、「あのねえ、痔は自分でものすごいことになってると思っても、医者にはたいしたことないって言われるのがオチよ」と言われた。
そんなことないわよ~、大変なのよ~と思いながら受診してみたら、「ま、痛みもないなら、支障もないことだし、このまま放っておけばいいですよ」とあっさり言われた。薬もなし。ただ、出血したのだから、年齢を考えてもちゃんと検査しておいた方がいいですよ、とのアドバイスに、大腸内視鏡検査をお願いした。
ここの先生は、内視鏡検査が上手と評判らしく、検査予約はほぼ一ヶ月先となった。しかし、その一ヶ月後に私はインフルエンザにかかってしまい、検査はキャンセル。再予約の電話を入れて、また一ヶ月待たされて、きょうの日がやってきたというわけ。
生まれて初めての内視鏡検査。しかも昨日の夕飯後から絶食というのも初体験。胃と腸の中を空っぽにしたら、どんな感じだろう、検査当日は空腹に耐えられるかしら、検査後はまず最初に何を食べよう…と私の中でいろんな想像がめぐる、めぐる…。
しかし、前の晩に飲んだ下剤が午前5時から効き始め、安眠できないままトイレに通い、午前10時からは腸の洗浄剤を2リットル飲むのに必死で、空腹感どころか胃のあたりが気持ち悪くてたまらない。
ほんとはひとりで行くはずが、大げさな夫が(?)送迎を買って出てくれたのだが、今となってはありがたい。検査自体はスムーズに、殆ど痛みもなく短時間で終わったのだが、その後が大変。お腹に空気がたまっていて、痛くて、気持ち悪くて、動けない。夫の運転で帰宅後も、しばらくソファに倒れたまま、眠ってしまい、子どものお迎えにも出られなかった。
本当は、久しぶりにおいしいものでも食べに行こうと思っていたのに、外に出る気力さえない。夫は、夕方から職場に戻って、残業して帰って来たのに、夕飯は粗食となってしまった。
いやはや、なかなか大変な経験でした。あ、検査結果はOKでした。ほっ!
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